人手不足に挑む宿泊業界の新たな味方
近年、宿泊業界が直面しているのは深刻な人手不足です。2023年に株式会社帝国データバンクが発表した調査によると、旅館・ホテル業界では81%が人手不足を感じているという驚愕の結果が明らかになりました。
日本の労働人口の減少、特に少子高齢化が進む中で、2025年にはさらに事態が悪化すると予想されています。このような背景の中、宿泊業界は早急に解決策を模索しており、ここで立ち上げられたのが写真撮影アプリ『Byme』です。
Bymeの物語
『Byme』は、2023年3月にプレリリースされ、宿泊施設の魅力を写真を通じて発信することに特化したアプリです。宿泊業界の人手不足と物価高が相まって、旅行者が求めるサービスの質と価格のバランスを維持することが求められています。
アプリは宿泊施設のスタッフが手軽に高品質な写真を撮影できるマニュアルを備えており、誰でもプロ並みの撮影が可能です。これにより、業務の効率化が図られるだけでなく、本来重点を置くべき接客にさらに集中できる環境が整います。
経営者の思い
代表の大島勇飛氏は、JTBでの経験を通じて、日本の宿泊施設がいかにアナログな方法で運営されているかに驚愕しました。海外のOTA(Online Travel Agent)との比較で、業務のデジタル化がいかに大切であるかを痛感し、起業に至ったといいます。
「宿泊施設の管理業務をデジタル化することで、宿の魅力を最大限に引き出し、困難な時期を乗り越えられるようサポートしたい。」大島氏はその思いを胸に、日々アプリの改良を重ねています。
実績と展望
『Byme』の誕生から1年で、3,000の宿泊施設に導入されるまでになりました。低コストで多機能なこのアプリは、宿泊業界の救世主として広がりを見せています。
今後の展望として、宿泊施設だけでなく、より多くの業種で利用されることを目指しているという大島氏。最終的には、世の中の常識を覆すような新たなサービスを提供することを目指しています。
サービス概要
- - 定額撮り放題
- - 利用料金:初期費用 + 月額2,480円(税抜き)から
会社情報
- - 会社名: 株式会社Tikaras
- - 所在地: 東京都港区南青山2-25F
- - 代表者: 大島勇飛
- - URL: Byme公式サイト
宿泊業界が抱える様々な課題を乗り越え、さらなる成長を続ける『Byme』。その進化と成果にますます目が離せません。