広島を彩るアートプロジェクト「2045 NINE HOPES」
平和の象徴となる広島で、戦後100年という節目にふさわしいアートプロジェクト「2045 NINE HOPES」が現在進行中です。このプロジェクトでは、広島にゆかりのある9人のアーティストが、それぞれの思いを込めて平和をテーマにした作品を描き上げています。
アートプロジェクトの背景
広島市・原爆ドームの東側にある「おりづるタワー」のスパイラルスロープで行われているこのプロジェクトは、ライブペインティング形式で進められています。各アーティストは約2~3ヶ月の時間をかけて、9層からなるスロープの壁にアートを施しており、ダイナミックな制作過程を観ることができます。
ここで描かれるのは、各世代のアーティストたちが抱く「願い」です。それは、希望に満ちた未来を築くためのメッセージでもあります。アートが人々の心に響き、より良い未来へとつながることが期待されています。
プロジェクトの目的
「2045 NINE HOPES」のプロジェクトは、戦後75年を超え、広島の地から、平和の重要性と未来への希望を次世代に伝えようとするものです。新型コロナウイルスや世界の混乱、戦争の影響を受け、先が見えない日常を送る人々にとって、このプロジェクトは心の癒しや希望の象徴ともなっています。
広島のこの場所だからこそ伝えられる「哀しみ」と「願い」をアートを通じて表現し、「当たり前」と思っていた日常の大切さを再認識する手助けとなることを目指しています。
アーティストの紹介
プロジェクトには、広島に生まれ育ったアーティストが集結しています。彼らは、過去、現在、未来を担当し、それぞれが望む「2045年」を描き出しています。参加アーティストは以下の通りです:
- - 1層目:三浦 恒祺
- - 2層目:毛利 まさみち
- - 3層目:三桝 正典
- - 4層目:山本 基
- - 5層目:シークレットアーティスト(完成後公開)
- - 6層目:田中美紀
- - 7層目:SUIKO
- - 8層目:若佐 慎一
- - 9層目:土井 紀子
これらのアーティストたちが、各自のスタイルで「未来の希望」を描き出しています。
来場者の体験
来場者は、アート制作の様子を間近で観ることができ、アーティストの手による作品がどのように形作られていくのかを楽しむことができます。アートを通じて、新たなヒューマン・ストーリーに触れ、平和への願いを感じてみてはいかがでしょうか。
このプロジェクトは、広島から平和のメッセージを広める一助となり、未来に希望を託す重要なアートの場となることでしょう。
おりづるタワーの屋上から眺める広島の景色とともに、参加アーティストの想いを感じる特別なひとときを体験しに、ぜひ訪れてみてください。