副業の年収が上昇!価格交渉の実態
2024年の11月、株式会社サーキュレーションが実施した「プロ人材実態調査」の結果が明らかになりました。本調査では、約500名のフリーランスや副業、起業に従事するプロたちの実態が示され、多くの新たな発見がありました。
副業を活用する人々
昨今の副業ブームは目を見張るものがあります。調査結果によると、副業を行う人は非常に積極的に行動しており、仲介サービスへの登録などを通じて案件を獲得しやすくなっています。特に、仲介サービスに登録することで、大きな成功を収める人も増えてきています。これは、仲介サービスが外部プロの案件獲得を後押ししていることが背景にあります。
さらに、外部プロとしての活躍を見せる人の中には、年収が1,000万円を超える人も約20%に上ることが示されました。この数字は、副業やフリーランス、起業の選択肢が年収にどのように寄与しているのかを示す重要なデータです。
高い年収を得る職種
調査によると、1,000万円以上の年収を得ている職種は「M&A」「サステナビリティ経営」「コーポレートブランディング」など、経営と密接に関連するポジションが多いことがわかりました。一方、デザインやシステム開発などの技術職では、年収が300万円未満である割合が30%にも達するなど、職種による格差が見えてきます。
副業・起業の報酬額
また、1ヶ月あたりの案件単価に関するデータも興味深いものです。副業者の約30%が1ヶ月の案件単価が50万円以上であることが判明しました。加えて、フリーランスのボリュームゾーンは20万円未満に集中する一方で、起業者は価格帯が広がっており、高額な案件も多く見受けられます。
このように、プロとしての働き方によって年収や報酬が多様化している現状がうかがえます。
価格交渉の現状
一方、重要なテーマとして「価格交渉」が挙げられます。副業に従事する人際して73.5%が交渉を経験していると回答しましたが、その中で成功率が必ずしも高いわけではありません。フリーランスの方々は発注側に価格決定権がある場合が多く、交渉がうまく行かない場合が多いとのこと。
起業を行う人々は最初から自ら価格設定を行えるため、交渉がスムーズに進むことが多いというデータも得られました。このように、働き方によって交渉の自由度や成功率にも違いが生まれることが特徴的です。
今後の展望
サーキュレーションは、今後も外部のプロ人材との連携を強め、企業の経営課題を解決に導く役割を果たしていく予定です。外部プロが企業に持ち込む経験や知見がどのように企業の成長を助けるのか、引き続き注目が集まっていくでしょう。
企業情報
今後の経済状況や働き方の変化により、外部プロ人材の重要性はますます増していくことが予想されます。