芝パークホテルでの特別な展示 "職人ものがたり展 vol.17: 慶"
2025年12月1日から2026年3月8日まで、東京の芝パークホテルで開催される「職人ものがたり展 vol.17」は、四季折々の日本文化を紹介する貴重な機会です。今回のテーマは「慶」。新年のスタートに相応しい華やかな展示が見どころです。
新年を祝う華やぎ
この展示では、二つの伝統工芸がクローズアップされます。ひとつは新年の贈り物としても知られる“押絵羽子板”、もうひとつは祝い事に相応しい美しい“からかみ”です。押絵羽子板は、歴史的には江戸時代の文化文政期に生まれた工芸品で、特に江戸っ子たちに人気がありました。歌舞伎役者の押絵を施した「役者羽子板」は特に多くの人々に愛され、爆発的な人気を誇ったのです。
一方、からかみは唐から伝わった加飾紙で、江戸時代には襖や屏風に用いられ、煌びやかに空間を彩る役割を果たしました。この工芸は、木版刷り、伊勢型紙を使う更紗、金銀の箔を用いる砂子といった三つの技法に分かれ、それぞれ異なる美しさを持っています。
職人の技で紡ぐ美
今回の職人ものがたり展では、現代の職人たちによる押絵羽子板やからかみの作品に直に触れることができます。例えば、押絵羽子板は二代目の西山鴻月氏が手がけ、その美しさは多くの人々を魅了しています。また、唐紙は三代目の小泉幸雄氏や、株式会社RISE、菊池襖紙工場など、名工たちによる作品が並びます。
展示会場で心躍る飾りを鑑賞し、購入することも可能です。新年を祝う新たな贈り物として、これらの伝統工芸は非常に価値があります。
開催概要
- - 期間: 2025年12月1日(月)~2026年3月8日(日)
- - 時間: 11:00~20:00(最終日は16:00まで)
- - 場所: 芝パークホテル 1階ライブラリーラウンジ、2階ホワイエ
- - 入場料: 無料
職人ものがたり展とは?
芝パークホテルでは、季節ごとに伝統文化を大切にした展示を行っています。この展示は、単なるアート展にとどまらず、訪れる方に持続可能な体験を提供することを目指しています。日本の歴史や文化が紡いできたものを楽しみつつ、未来へと続く豊かさを感じながらお過ごしいただけるイベントです。
芝パークホテルについて
芝パークホテルは、1948年に創業し、外国貿易使節団向けのホテルとして歴史を刻んできました。約1,500冊の書籍が揃うライブラリーホテルとしても知られ、客室は198室、様々な料理が楽しめるレストランが併設されています。また、文化体験イベントも開催しており、金継ぎ体験や呈茶など、多様な日本文化を体験することができます。