2025年度朝日がん大賞に井上真奈美氏が選出される

2025年度朝日がん大賞に井上真奈美氏



公益財団法人日本対がん協会が発表した2025年度の「朝日がん大賞」の受賞者が決定しました。この栄誉を手にしたのは、国立がん研究センターの井上真奈美副所長です。井上氏はがん対策研究の分野で重要な貢献を続けており、その功績が広く認められています。

井上氏は、日本人におけるがんの要因について科学的な分析を行い、がん対策における優先的な手法を初めて体系的に確立しました。特に、喫煙やがん関連の感染症に対する予防策が最も重要であることを示した研究は、国のがん対策推進基本計画における重要な根拠となりました。その取り組みにより、井上氏は全国的に知られるようになり、日本人の健康寿命を延ばすための施策にも寄与しています。

さらに、国際がん研究機関(IARC)の科学諮問評議会での役割を通じて、世界的ながん疫学の研究においても重要なリーダーシップを発揮しています。井上氏の継続した活躍が、今後のがん対策にどのようなインパクトを与えるのか、非常に期待されます。

他の受賞者について



「日本対がん協会賞」の個人の部では、兵庫県健康財団の伊藤一夫氏や、姫路市医師会の岡村信介氏、北海道対がん協会の長瀬清氏、福井県健康管理協会の松田一夫氏の4名が選ばれました。これらの受賞者は、がん予防や検診の推進、治療や患者支援において顕著な業績を残しており、その貢献は地域社会を含む全国に広がっています。

団体の部では、あけぼの秋田が選ばれました。これは1988年から乳がん患者同士のサポートを続けており、交流や情報提供を行うことで患者の生活の質向上に寄与してきた活動が評価されました。

表彰式と今後の期待



今回の表彰式は、2025年9月19日に神戸市中央区で開催される「がん征圧全国大会 兵庫大会」で行われる予定です。受賞者たちの活動が今後も多くの人々に希望と勇気を与えることを期待しています。

がん対策の重要性が高まる中、今後の研究や施策においても、井上真奈美氏や受賞者たちの活躍が注目されます。「朝日がん大賞」の意義は、ただ賞を受けるだけでなく、より多くの人々にがん予防に対する意識を向けさせることにもあります。詳細な情報は、日本対がん協会の公式サイトをぜひチェックしてください。

会社情報

会社名
公益財団法人日本対がん協会
住所
東京都中央区築地5-3-3 築地浜離宮ビル7階
電話番号
03-3541-4771

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