タレスが新機能を追加しデータセキュリティを強化
タレスは、2024年11月19日にフランスのムードンで発表した新機能を通じて、自社のCipherTrust Data Security Platform as-a-Serviceのさらなる拡張を行いました。この新機能には、ダウンタイムなしで暗号化を実施できる「Live Data Transformation」と、異常活動を監視してランサムウェアの脅威を察知する「Ransomware Protection」が含まれています。
世界的に認知されるテクノロジーとセキュリティのプロバイダーであるタレスは、CipherTrust Transparent Encryption (CTE)を通じて、従来のアプリケーションやインフラを変更せずとも高性能な暗号化を実現します。このソリューションにより、企業はコンプライアンスの要件を満たしつつ機密データを安全に守ることが可能となります。
新しい機能の特徴
1. Live Data Transformation
この機能は特許取得済みのもので、データを暗号化し、鍵の交換を行う際にアプリケーションをオフラインにする必要がありません。これにより、企業はインフラの変更なしに透過的に暗号化を行うことができ、業務の継続性を損ないません。
2. Ransomware Protection
異常な入出力活動を継続的に監視し、ランサムウェアの兆候が見られた場合には、即座に警告あるいはブロックが行われます。この機能により、企業はサイバーセキュリティの脅威から守られることが期待されています。
3. 複数の環境での対応
CipherTrustの透明な暗号化は、マルチクラウド、オンプレミス、さらにはコンテナ環境においても機能します。これにより、データが保存されている場所に関わらず、企業は各種プラットフォームでコンプライアンスやベストプラクティスを遵守しながらデータを保護することができます。
ケイパビリティの拡張
タレスは、この新しいサービスの展開によって、企業が直面する管理の複雑さやデータ漏洩のリスクを軽減することを目指しています。近年の調査によると、企業は平均84のSaaSアプリケーションを利用していると言われており、これにおいてもデータ保護の取り組みは重要視されています。
改良されたCipherTrust Data Security Platformは、オンプレミスの暗号化ソリューションを超えて、企業が新たなデータセキュリティ戦略を展開しやすくするためのものです。タレスのデータセキュリティ製品担当バイスプレジデント、Todd Moore氏は、延べたように、「新機能により、企業は中断なくシームレスな更新を行えるようになり、ビジネスニーズに合わせた拡張が可能になります」と述べています。
従来のサイバーセキュリティ対策の枠を超えた拡張性と柔軟性を持つタレスのCipherTrustは、企業に新たなセキュリティの選択肢を提供します。
まとめ
CipherTrust Data Security Platform as-a-Serviceは、ITセキュリティチームが利用しやすいデータ保護と鍵管理の手段を提供。新機能の導入により、さらなるデータセキュリティ強化が期待されています。ユーザーは30日間の無料体験を通じて、このサービスの利点を試すことができます。詳細はタレスの公式サイトで確認可能です。