品川区の不登校支援が強化されます
東京都品川区が開校した「しながわオンラインスクール」は、特に不登校の児童・生徒を対象にした学習支援の新たな取り組みです。このプログラムは、2024年7月23日から運営が開始され、オンライン学習教材「デキタス」を基にした授業や新たに追加された国際交流プログラム、おしゃべり会を通じて、子どもたちの学びや居場所をつくり上げることを目的としています。
定義された目的と深化するプログラム
VLP(バーチャル・ラーニング・プラットフォーム)は、東京都が推進している事業で、3Dメタバースを用いて不登校支援を行います。ここでは、児童たちは自分そっくりのアバターを使って、仮想的な学校に通い、様々なスペースで学びを深めることができます。当社である株式会社城南進学研究社がこのプログラムの運営を担当し、特に学習支援に力を入れています。
新たに加わった国際交流プログラムとおしゃべり会は、子どもたちにとっての「学び」をより深いものにするための重要な要素です。これにより、世界中の仲間とコミュニケーションを取りながら、多様な文化に触れる機会が提供されます。これらのプログラムは、子どもたちの社会性を育むためにも非常に価値があります。
参加方法とプログラム詳細
プログラムは品川区内に在住し、現在学校に通うことができない小中学生を対象としています。参加者は随時募集しており、興味がある方は品川区教育総合支援センターへ直接問い合わせることで詳細を確認できます。具体的なコンテンツ内容について説明します。
オンライン授業
オンライン授業では、週20コマ、5教科がデキタスを用いて行われます。この授業はただの学習に留まらず、学習サポーターが生徒と対話し、コミュニケーションを重視した授業を展開します。こうした支援により、生徒たちは自分に適した学びを見つけ、学習意欲の向上を図ることができます。
おしゃべり会
おしゃべり会では、サポーターや他の生徒たちとテーマを決めて、バーチャル空間で楽しく交流します。このプログラムは2019年の経済産業省の実証事業から派生したもので、子どもたちが気軽に参加できるような設計がされています。参加方法はチャットやボイスチャットなど様々です。
国際交流プログラム
国際交流イベントは、株式会社With The Worldが主催し、アジアを中心にさまざまな国の学校とつながり、異文化体験を提供します。不登校の児童・生徒にとっても、安心して参加できる環境が整っており、世界中の仲間とコミュニケーションを取る良い機会となります。
まとめ
「しながわオンラインスクール」は、これまで以上に充実したプログラムを通じて、品川区の不登校児童・生徒の学びと居場所を提供することを目指しています。新たな国際交流プログラムやおしゃべり会を加えることで、これまで以上に多彩な学びの選択肢を提供し、子どもたちが自分を大切にしながら学ぶことができる環境を整えています。ぜひ、興味を持たれた方は、参加をご検討ください。
【お問い合わせ先】
品川区教育総合支援センター 不登校相談担当(電話:03-3490-2011)