台湾ビジネスニュース
2025-07-15 12:15:29

台湾ビジネスニュース:AIスパコン発売と各企業の業績動向

台湾ビジネスニュースの最新動向



2025年7月14日号の週刊台湾ビジネスニュースでは、台湾経済の重要なトピックに焦点を当てたレポートが発表されました。これには、個人向けAIスーパーコンピューターの販売開始、EMS業界最大手の鴻海精密工業の業績推移、そして台中市の百貨店市場を取り巻く状況が含まれています。

AIスパコン、ASUSが実機発売へ



まず注目されるのは、米国のエヌビディアと台湾のメディアテックが共同開発した個人向けAIスーパーコンピューター「DGXスパーク」です。この製品は、7月から華碩(ASUS)をはじめとする複数のメーカーから供給される見通しです。具体的には、3000TOPSの演算能力を持ち、最大2000億のパラメーターを処理可能なシステムオンチップを搭載しています。この技術によって、データセンターに頼ることなく、個人のPCレベルで大規模なAI開発が展開できるようになります。

ASUSのほかにも、宏碁(Acer)、技嘉科技(Gigabyte)、微星科技(MSI)、Dell、HP、レノボ(Lenovo)などが出荷を予定しており、価格は12万から14万台湾元(約60万から70万円)になる見込みです。出荷は7月下旬から8月初旬になると予想され、個人ユーザーや企業のAI技術へのアクセスが一層簡単になるでしょう。

鴻海の業績、過去最高を記録



次に、鴻海精密工業の業績の動向を見てみましょう。6月の連結売上高は前月比でやや減少したものの、前年同月比では10.1%の増加を記録し、5402億3700万台湾元(約2兆7000億円)となり、同月としては過去最高の成果となりました。この成長は、AIクラウド需要の増加によるものであると言われています。

台中市百貨店業界の売上減少



また、台中市の百貨店業界も注目されています。2023年1月から6月の上半期における売上高は前年同期比で14.2%減の332億6600万台湾元(約1680億円)となりました。この減少の背景には、2月に発生した爆発事故による営業停止が影響しているとされています。特に、新光三越百貨の店舗が影響を受けており、地域経済に深刻な影響を与えていることが伺えます。

安倍元首相への追悼



最後に、政治的な側面も忘れてはなりません。安倍晋三元首相が銃によって亡くなってから3年が経過した日、台湾の頼清徳総統は追悼の意を表しました。彼は、台湾を支持してくれた良き友を失ったとし、安倍元首相の台湾に対する温かい友情を称えました。今回の追悼は日本語で行われ、その際には自由で開かれたインド太平洋地域へのビジョンが忘れられないと述べました。

結論



これらの最新情報は、台湾経済がどのように進展し、変化しているのかを示す貴重なデータとなります。今後も、台湾におけるビジネスや経済の動向を注視していく必要があります。

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