コイズミ照明がリサイクルアルミ製品を導入し環境負荷を削減

コイズミ照明が環境負荷を低減する新しい試み

株式会社LIXILは、照明専業メーカーであるコイズミ照明との協業により、循環型低炭素アルミ形材「PremiAL R70」を照明器具に導入することを決定しました。これにより、コイズミ照明の間接照明シリーズは新たな環境配慮のステージに進化します。

循環型低炭素アルミ「PremiAL R70」とは？

「PremiAL R70」は、70％がリサイクルアルミ素材からなる循環型低炭素アルミ形材です。この新素材を使用することで、コイズミ照明は公共および住宅用の照明設備にも巡り合い、持続可能な資源利用を促進し、CO₂排出量の削減に寄与します。

実際、この新素材を導入することで、リサイクル材を使用しない場合と比較して、約64％のCO₂排出量削減を実現可能です。これにより、今後の製品展開にも期待が高まります。

環境への配慮を第一に

コイズミ照明は「環境ソリューション企業へ」というビジョンに基づいて事業を推進しています。環境に対する配慮は製品開発だけでなく、製造プロセス全体において重視されています。昨年度には照明器具を小型化し、さらなるCO₂削減を実現するなどの努力が続けられています。

また、LIXILは2031年までにリサイクルアルミ使用比率を100％にすることを目指しており、環境ビジョン2050「Zero Carbon and Circular Living」を掲げ、2050年には直接的なCO₂排出量をゼロにすることを目指しています。このような目標は、企業の持続可能性を示す重要な指標となっています。

具体的な製品展開

「PremiAL R70」を用いた初の製品は、間接照明シリーズの「ライトバー間接照明（ミドルタイプ）」であり、2024年8月からの生産に向けて準備が進められています。今後はこのベース照明シリーズや他の製品にも採用される見込みです。コイズミ照明は、原材料の見直しとともに、製品の環境負荷をさらに低減する方針です。