社員の不調とパフォーマンス
2024-12-25 11:21:34

多くの社員が抱える心身の不調とパフォーマンス低下の実態とは

多くの社員が抱える心身の不調とパフォーマンス低下の実態とは



株式会社Smart相談室が行った調査は、心身の不調とその影響に悩む一般社員507名を対象にしたもので、驚くべき実態が浮き彫りとなりました。調査結果に基づくと、52.6%の社員が勤務中に心身の不調を感じ、その影響でパフォーマンスが低下したと回答しています。一方で、その多くが「我慢して働き続ける」姿勢を示すなど、問題の存在を認識しつつも、行動には移せない現実が明らかになりました。

調査結果の概要



この調査で際立ったのは、62.5%の社員がパフォーマンスが低下した際、「そのまま我慢して働く」と回答していることです。相談したいと思いつつも、実際に「上司や同僚に相談する」割合はわずか6.7%と低いものでした。この結果から伺えるのは、職場内における心理的な障壁や、相談する文化が根付いていない現実です。

また、パフォーマンス低下の主な要因は「人間関係のトラブル」が44.9%を占め、続いて「業務量の多さ」や「不規則な生活習慣」が上位に見られました。これらの要因に対処しないまま業務にあたることが、さらなる心身の不調を引き起こす悪循環を生んでいることが推測されます。

相談できる環境の不足



不調を抱えながらも相談できないという状況は、約59%の社員が「上司や同僚に相談できていない」と回答していることからも明らかです。この状態が続くと、パフォーマンスの低下は職場全体に波及し、同僚の健康にも影響を及ぼす可能性があります。例えば、パフォーマンスが低下しているにもかかわらず無理をして働いている同僚を「かなりいる」と感じている社員が37.6%に達しました。

外部サポートへの期待



調査の中で特に注目すべきは、42.8%の社員が「職場外の専門家やサポート窓口に相談できる機会があれば利用したい」と答えている点です。これは、自社内での問題が解決できない現状を認識しつつ、外部の力に頼りたいという社員の強いニーズを示しています。

まとめ



今回の調査は、心身の不調が多くの社員のパフォーマンスに影響を与えている実態を浮き彫りにしました。企業に求められるのは、その声に耳を傾け、相談しやすい環境を整えることです。心身の健康を支えるためには、外部の専門家の支援を受け入れることも重要です。そして、社員一人ひとりが安心して働ける職場環境を築くことが、企業の成長にも寄与することでしょう。

最後に



メンタルヘルスとパフォーマンスの関係は、今後の企業運営において重要なテーマです。相談しやすい環境を整備し、社員の健康を守ることが、効率的な業務運営につながるのです。加えて、心の健康を維持するためには、まず自分自身の調子を把握し、必要な時に相談できる文化を育んでいくことが重要であるといえます。


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会社情報

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株式会社Smart相談室
住所
東京都港区六本木3-2-1住友不動産六本木グランドタワー
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