松屋フーズ、正社員給与10％台の賃上げを2年連続実施

松屋フーズが実施する利益還元の新たな取り組み

株式会社松屋フーズホールディングス（東京都武蔵野市）が、2025年4月1日から正社員約2000名の給与を引き上げることを発表しました。この改定には、給与ベースアップや新卒初任給の引き上げが盛り込まれており、企業としての成長を反映した重要な施策となります。

賃上げの背景

松屋フーズは、従業員の育成や事業体制の強化を図るため、継続的な賃上げを実施してきました。企業の成長はそのまま従業員の満足度向上にもつながると考えられており、今回の決定はその流れの一環として位置付けられています。2025年度からのベースアップ率は7.41%に達し、これに新卒初任給の引き上げも加わります。具体的には、大卒の初任給が250,000円から265,000円へと引き上げられる計画です。

2年連続の賃上げ

昨年度の賃上げ率が10.9%だったことから、2025年度も10%台への賃上げが確定しています。このたびの決定は、定期昇給やベースアップを含めることで、最大で10.12%の賃上げが実現します。松屋フーズは、労働環境や待遇の向上を通じて、長期的に人材を育成する方針です。

「人への投資」を基盤に

松屋フーズは、「みんなの食卓でありたい」というスローガンのもと、食のインフラとしての役割を果たすことを追求しています。人材への投資を強化し、業容の拡大と充実を図っていく考えです。

アルバイト・パート時給の引き上げ

また、2024年12月からアルバイト・パートの平均時給も前年同月比約3.0%の引き上げが行われる予定です。これは、昨今の人材不足や採用時の競争力強化、従業員の生活をサポートするための措置です。2022年12月から2024年12月までの間に約13.7%の時給引き上げも行われており、松屋フーズは全従業員の生活向上にも力を入れています。