株式会社ニューラルポートが開発したVR脳疲労測定システム「ZEN EYE Pro」が、ついに野球界に初めて導入されることとなりました。Honda硬式野球部との契約により、2026年シーズンから同システムが正式に利用されることになります。この革新的な技術は、選手の脳疲労を客観的に測定し、コンディション管理に大きく貢献するものとして期待されています。
脳疲労管理の必要性
スポーツ選手にとって、シーズンを通じたパフォーマンス維持は極めて重要です。身体的な疲労管理は一般的に行われていますが、脳疲労の測定と管理は未だに確立されていないのが現状です。 選手は知らないうちに脳疲労を蓄積し、それがパフォーマンス低下や怪我の原因となることも。テクノロジーの発展により、脳疲労をリアルタイムで可視化し、効率的に管理する必要があります。
ZEN EYE Proとは?
ZEN EYE Proは、視線を計測するVR技術を駆使して、わずか1分で脳疲労を評価できるシステムです。このシステムは、視線の動きや瞳孔の反応を測定することで、非侵襲的かつ客観的に脳の疲労度を数値化します。選手は、練習や試合前後にこのデータを活用することで、より的確な疲労管理が可能となります。
導入の狙い
ニューラルポート社は、Honda硬式野球部が直面する課題を克服し、データに基づくチーム運営への移行を支援するために、ZEN EYE Proの提供を決定しました。選手の脳疲労度を定期的に把握することで、練習の質を向上させ、パフォーマンスを最大化するだけでなく、怪我のリスクを軽減することも狙いのひとつです。
チームの反応
Honda硬式野球部の監督、多幡雄一氏は、他の競技での実績を踏まえ、このシステムの導入が選手たちの疲労回復とパフォーマンスの向上につながることを期待しています。監督は、試合前後の脳疲労度を把握することで、より効率的なトレーニングが実現できると語っています。
未来への展望
この初導入が契機となり、ニューラルポートは国内外のプロスポーツチームへの展開を加速させる意向です。さらに脳科学に基づくコンディショニングの普及を通じ、アスリートだけでなく、さまざまな領域でのメンタルヘルスの向上にも寄与していくことを目指しています。というのも、アスリートやビジネスパーソンなど、ハイパフォーマーにとって脳のコンディションは極めて重要な要素だからです。
会社概要
株式会社ニューラルポートは、兵庫県芦屋市にタイトルを持つ企業で、「Update the Brain OS」をミッションに掲げています。アスリート向けの脳疲労測定システム「ZEN EYE Pro」をはじめとする研究開発を行い、グローバルなチームを擁し、視線計測技術や脳科学を中心に多様な分野の研究に取り組んでいます。なお、同社は2020年に設立され、資本金は4870万円です。
このように、ニューラルポート社の「ZEN EYE Pro」は野球界に新風を巻き起こす存在として、選手たちのパフォーマンス向上への貢献が期待されます。今後、その効果がどのように現れるのか、さらなる注目が集まります。