肺癌マルチ遺伝子パネル
2025-03-31 13:31:06

AmoyDx®肺癌マルチ遺伝子PCRパネルが新たな治療機会を提供、進化する医療の現場

AmoyDx®肺癌マルチ遺伝子PCRパネルの新たな展開



最近、株式会社理研ジェネシスが製造する「AmoyDx®肺癌マルチ遺伝子PCRパネル」が、厚生労働省に対し、製造販売承認事項の一部変更申請を行ったことが発表されました。この変更により、特に「ROS1融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」を対象とした、異なる治療薬である「Taletrectinib」のコンパニオン診断薬として期待されています。

コンパニオン診断薬とは?

コンパニオン診断薬(CDx)は、特定の医薬品の効果や適切な投与量を予測するための体外診断用医薬品であり、患者の遺伝子情報やバイオマーカーを解析することによって、より適切な治療法の選択を可能にします。AmoyDx®肺癌マルチ遺伝子PCRパネルは、様々な遺伝子変異を迅速に検査し、個別化医療に大いに役立つことが期待されています。

製品の特長と対応病変

このパネルは、非小細胞肺癌に関連する7種類の重要なドライバー遺伝子、すなわちEGFR、ALK、ROS1、BRAF、MET、KRAS、RETを網羅しています。リアルタイムPCR法を利用して、これらの遺伝子変異を一度の測定で同時に検出することが可能です。これにより、16種類の抗悪性腫瘍剤に対する適応判定の補助も承認されており、実用性が高いのが特長です。また、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌患者に対しては、治療の選択肢を増やす重要な手段となるでしょう。

個別化医療の未来

理研ジェネシスは、最先端の遺伝子解析技術とバイオインフォマティクスを駆使し、個別化医療の分野で新しい可能性を追求しています。同社は2007年に設立され、日本における個別化医療研究の進展を促進する役割を果たしてきました。今後のAmoyDx®肺癌マルチ遺伝子PCRパネルの承認により、患者の治療選択肢が広がることが強く期待されています。

まとめ

理研ジェネシスのAmoyDx®肺癌マルチ遺伝子PCRパネルは、進行・再発の非小細胞肺癌患者に対して新たな治療機会を提供する可能性を秘めています。医療の現場における個別化医療の進展を支えるこの技術は、今後、より多くの患者に希望を与えることでしょう。


画像1

画像2

会社情報

会社名
株式会社理研ジェネシス
住所
東京都品川区大崎1-2-2アートヴィレッジ大崎セントラルタワー8階
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。