青山学院高等部とPLAZA、TBSホールディングスの連携による産学共同授業が、この春も実施されました。今年度のテーマは「香り」。この取り組みは、学生たちがマーケティングの基礎を学びながら、自らの感性を活かして新しいアイデアを生み出すことを目的としています。
この産学共同授業は、昨年度に続くもので、特に高校生たちが持つ柔軟な発想を引き出すことにフォーカスしています。今年は、株式会社フィッツコーポレーションと連携し、香りの魅力を最大限に引き出すプロモーション施策を講じることに挑戦しました。
特別講義として、Z世代に人気の動画クリエイターUraNさんが登壇し、学生たちに自身のブランドや商品開発についての経験を共有しました。UraNさんは、製品企画から販売までのプロセスを語り、特に個性をどう表現するかという点に焦点を当てました。講義後半では、TBSホールディングス マーケティング局の吉田響基さんとのトークセッションも行われ、学生たちは積極的に質問を投げかけ、自らのマーケティングアイデアを形にする方法を学びました。
生徒たちからは「具体的なマーケティングのアイデアをどのように考えればよいのか」や「オリジナリティをどう表現するのか」といった質問が寄せられ、UraNさんは具体的かつ熱心にアドバイスを行いました。その姿勢から、学生たちは自身のアイデアに自信を深めていったことでしょう。
青山学院高等部の藤本晃裕先生は、この授業について「最後まで楽しんで商品開発に取り組む生徒たちの姿に感動しています。学生たちが考案した商品が店頭で評価されるのが待ち遠しいです」と語りました。この授業の背景には、PLAZAやTBS、フィッツコーポレーションのサポートがあることを感謝する言葉もありました。
UraNさんも「皆さんが真剣に取り組む姿が印象的でした。創作には悩みが伴いますが、それをポジティブに変えていく力を大切にしてほしい」とメッセージを送りました。彼女の言葉には、未来のクリエイターたちへの期待が込められていました。
UraNさん自身も、最近の活動として、アパレルブランドを立ち上げたり、女性のヘルスケアに関する啓発活動を行ったりしており、その多彩な活動からはZ世代のインフルエンサーとしての影響が感じられます。彼女のキャリアや高いトークスキルは多くのメディアでも評価され、今後のさらなる活躍が期待されています。
このような産学連携の取り組みは、次世代のマーケティングリーダーを育成するための重要なステップとなることでしょう。高校生たちが実践的な学びを通じて自分自身の可能性を広げ、新たな挑戦に挑んでいく姿がとても印象的でした。