札幌市がスポーツDXを活用した新たな街づくりをスタート！マチスポ実証事業が始動

札幌市でスポーツDXを活用した「マチスポ」実証事業の開始

この度、札幌市、北海道野球協議会、NTT東日本株式会社、そしてNTTSportictの4者は、2025年7月29日にスポーツDXを活用したまちづくり「マチスポ」に関する連携協定を締結しました。これにより、地域のスポーツ振興とコミュニティ活性化を目指す新たなまとまりが生まれることになります。

「マチスポ」の目的とは？

「マチスポ」は、スポーツDX分野での協力を通じて、各団体のリソースを活用し地域の課題を解決するための実証事業です。札幌市内でのスポーツや野球の普及を進めるとともに、市民へのサービス向上に寄与し、活力ある地域社会の実現を目指しています。

具体的な取り組み内容

実証事業では、札幌市のモエレ沼公園野球場に、NTTSportictが提供する最新のスポーツDXソリューションを試験導入します。具体的には、野球専用のAIカメラ「STADIUM TUBE DoublePlay」を活用し、少年野球から社会人野球まで、様々な試合を自動で撮影・アーカイブ配信する予定です。この技術を通じて、地域のさまざまなカテゴリーの試合が広く発信されるなか、新たな野球ファンの獲得を目指します。

市民との連携を強化

このプロジェクトでは、市民アンケートを実施して「マチスポ」に対する認知度や期待される機能を把握し、プロジェクトに対する関心を高めていきます。また、実証の成果や利便性を市民に広く周知し、地域住民のスポーツ参加を促進するための活動も行います。さらに、企業からの協賛も募り、「マチスポ」の本格導入に向けた協力体制を築いていきます。

各者の役割分担

この連携協定における役割は、次のように分かれています。

- 札幌市： AIカメラの設置場所提供や動画配信の普及促進を支援。
- 北海道野球協議会： 実証事業の運営主体としてAIカメラを活用した撮影・配信を実施。
- NTT東日本： 情報通信インフラの提供及び実証事業の支援。
- NTTSportict： 機材とシステム環境を提供し、実証事業をサポート。

「マチスポ」の意義

「マチスポ」は、地域住民がスポーツを通じていきいきと交流できる場を創出することを目的としています。AIカメラを利用して自動撮影された試合映像を配信することにより、地域のスポーツ大会やイベントの参加促進につながることが期待されます。これにより、地域の絆やコミュニティがさらに強固になることでしょう。

今後、この「マチスポ」が札幌市だけでなく、全国の地域にも広がっていくことが期待されます。スポーツを通じて地域が一つにまとまり、そこから新たな価値が生まれることでしょう。注目のプロジェクトが、地域の未来を変える大きな一歩となることを願っています。