新日本法規出版、AIデータ基盤「Airlake」により人事業務を革新
株式会社DATAFLUCTは、東京都渋谷区に本社を置く企業で、データ活用の推進を目的としたAIデータ基盤「Airlake」を提供しています。この「Airlake」が、愛知県名古屋市に本社を置く新日本法規出版株式会社の新サービス「Select News HR」に採用されることが発表されました。このコラボレーションにより、主に総務や人事労務に携わる方々の情報収集業務が大きく効率化されることとなります。
【背景】人事業務の現状と課題
昨今、大企業においては人的資本情報の開示が義務化されるなど、経営における人材戦略の重要性が一層高まっています。その一方で、総務や人事労務の現場では、膨大な情報量に圧倒され、担当者は深刻な課題に直面しています。新日本法規出版が行った調査によると、法令情報を省庁のサイトからチェックするのに、担当者は一日平均1時間を費やしているとのこと。特に厚生労働省から提供される新着情報のみでも、週に数十件発信されており、この情報を手作業で取捨選択する作業が本来の業務の妨げとなっているのが現実です。
【AI技術で解決】「Select News HR」の特徴
新日本法規出版とDATAFLUCTの融合により誕生した「Select News HR」は、AIを活用して、煩雑な情報収集業務を自動化します。このサービスは、ユーザーの必要情報を一元的に提供し、更新情報を迅速に受け取ることが可能です。これにより、担当者は単純作業から解放され、戦略的な業務に集中できる環境が整います。
「Airlake」を基盤としたこの情報サービスでは、各公的機関の更新情報を収集し、ユーザーの業務や興味に応じて高精度に分類・整理されます。これにより、ユーザーは自ら情報を取りに行く必要が無くなり、関連性の高い情報を効率よく受け取ることができます。
【高い精度を誇るAI技術】
実証実験では、「Select News HR」の核心となるAIの分類精度が検証され、「見逃し防止率」が87%という高いレベルであることが確認されています。これにより、総務・人事労務担当者は、重要な情報を見落とすリスクが大幅に減少し、コンプライアンスの強化につながることが期待されています。
【サービス概要】「Select News HR」が提供するもの
- - サービス名: Select News HR
- - 内容: 厚生労働省などの公的機関発信の公式情報を対象に、AIがユーザーの担当業務や関心に応じて分類・整理し、パーソナライズされた情報を配信。
- - 特長: 公的機関の一次情報に特化し、信頼性を重視した情報提供。AIによるパーソナライズで収集業務が効率的に。法改正や制度変更への迅速な対応が可能。
- - 提供形態: 現在β版として利用可能。
- - サービス紹介ページ: Select News HR
【まとめ】
「Select News HR」は、従来の人的資本経営の課題に直面している企業に向けた、画期的なAI支援サービスです。このサービスにより、総務・人事労務担当者がより戦略的業務に集中できる環境が整うことが期待されます。今後もDATAFLUCTはデータを活用した新たな価値の創造を目指し、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援していくことに注力していきます。