高校生が市場での未来を考える「市場の学校プロジェクト」
一般社団法人海と食文化フォーラムは、地域経済や食文化の持続的発展に寄与するために、高校生と連携した「市場の学校プロジェクト」を立ち上げました。本プロジェクトの目的は、高校生が市場の課題について深く考察し、それに基づいた具体的なアクションを起こすことです。これにより、地域における食文化の継承と新たな社会的影響を創出することを目指しています。
プロジェクトの背景と目的
食に関する流通の中心である「中央卸売市場」において、日本の食文化がどのように展開されているかを理解することが重要とされています。日本の鮮度を保ちながらの流通は、消費者に新鮮な水産物を届ける基盤となっています。しかし、近年のライフスタイルの変化や海洋環境の劣化に伴い、流通業界も新たな対応が必要とされています。
本プロジェクトでは、高校生がその新鮮な視点を活かし、既存の方法では解決が難しい課題に対して新しいアプローチを行います。具体的には、フィールドワークを通じて市場を理解し、そこで得られた知識を基に問題解決への施策を考案していきます。
フィールドワークとプログラムの流れ
2025年度の活動は、以下のようなスケジュールで進行します。3月4日から参加高校生の募集が開始され、関東近郊の高校生を対象に、月1〜2回のフィールドワークを実施する予定です。
1.
フィールドワーク初期(2025年5〜6月): 学生たちは中央卸売市場に訪れ、市場の基本的な役割を学び、現場の方々と対話をしながら課題を発見します。
2.
企画開発(2025年7〜9月): ホームワークや議論を通じて、PR、サービス、商品開発の三方向での施策を進めます。
3.
市場まつり準備(2025年10月): 学生たちは横浜市場まつりでのブースを計画し、具体的な内容を決定します。
4.
市場まつり開催(2025年11月): 最終的な発表の場としてブースを設け、来場者に向けたPRや商品の販売を行います。
5.
流通との接続(2025年12月〜2026年3月): 本プロジェクトで得られた知見を基に、関連企業へのプレゼンテーションを行い、実用化へとつなげります。
参加者募集と問い合わせ
本プロジェクトに参加を希望する高校、学生、団体は、2025年3月31日までの申込みを受付けています。参加を希望される方は、
こちらの申込フォームをご利用ください。
また、本プロジェクトは日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として、海や食に関する教育を通じて、海洋問題の解決に向けた意識を高めることを目的としています。海の恵みを未来へつなげるために、ぜひ高校生の皆さんの参加をお待ちしております。詳しくは
プロジェクト公式WEBサイトをご覧ください。
団体概要
一般社団法人海と食文化フォーラムは、食文化をテーマに海の問題解決に向けた活動を推進しています。海と人とのつながりについて学び、海洋課題の理解を深めるために様々な事業を展開しています。海の恵みとその未来を守るため、一緒に行動しませんか?