女子聖学院が120周年記念祭を地域と共に創り上げる!
東京都北区に位置する女子聖学院中学校高等学校が、2025年11月1日(土)と3日(月・祝)に創立120周年を迎える記念祭を開催します。今年の記念祭は、ただの周年行事にとどまらず、生徒、教職員、保護者が一体となり、地域との協力を通して新たな価値を生み出すイベントとして注目されています。
この取り組みの始まりは、ワークショップで生まれた「地域とともに記念祭を作りたい」という声です。生徒や教職員、保護者が参加し、共通の認識を築くことで目的を明確にし、具体的な実現案を練り上げました。これにより、地域商店街とのコラボレーションも実現しました。
地域商店街との協力
記念祭での地域協働は、アザレア通り商店会と霜降銀座商店街の参加を得ることで実現しました。商店街の会長たちに直接アプローチし、賛同する店舗が続々と名乗りを上げました。参加店舗には、万富の精肉・焼き鳥、中里菓子店(老舗和菓子)、株式会社SHEMのフレグランス商品、TUTTIのイタリアン、げんきまるの海鮮料理など、多彩な顔ぶれが揃いました。
これらの店舗は、生徒たちに「特別な体験」を提供することを共通の使命として掲げ、オリジナルメニューの開発や、学生が買いやすい価格設定を行いました。
教育と地域のつながり
女子聖学院は1905年に創立され、建学の精神「神を仰ぎ、人に仕う(Love God and Serve His People)」を掲げています。記念祭は、まさにその精神を体現する場であり、生徒たちの学びの成果を地域社会に発信する機会です。保護者たちも重要な役割を果たし、協力的なPTA活動が学校の強みとなっています。全国的にPTA活動の縮小が懸念される中、女子聖学院の保護者との連携は、教育の質を高める重要な要素であり、強固なコミュニティを築く礎となっています。
教育活動を支える力が集まる記念祭では、地域とのつながりを強化し、協働文化の新たなモデルを確立することを目指しています。岡村直樹教諭も、「今回の取り組みが生徒たちの未来に向けた学びとなり、地域とのつながりを深めるきっかけになれば」と期待しています。
記念祭の開催概要
- - 名称: 女子聖学院 創立120周年 記念祭
- - 日時: 2025年11月1日(土)、3日(月・祝) 9:00~15:30
- - 会場: 女子聖学院中学校高等学校(東京都北区中里3丁目)
- - 主催: 女子聖学院中学校高等学校
- - 入場: 学校関係者および受験希望者
- - 来場者数: 毎年約3,000〜4,000人の来場者を見込む
- - その他: 隣接する聖学院中学校高等学校(男子校)でも同日に記念祭が開催されます。
女子聖学院の記念祭は、地域とともに育まれるものです。多様な人々が結束し、共に新しい文化を創り出すことが期待されています。この歴史的な瞬間をぜひ、ご体験ください。