鉄建建設とMODEの革新的な取り組み
近年、建設業界では現場のデジタル化が進み、各種データを活用した業務改善が求められています。この中で、鉄建建設株式会社(以下「鉄建建設」)とシリコンバレー発のスタートアップMODE, Inc.(以下「MODE」)がタッグを組み、ダンプトラックの運行管理を効率化するための新たなシステム「BizStack」を導入しました。このシステムによって、ダンプトラックの位置情報をリアルタイムで可視化し、交通誘導業務の効率化が実現されたのです。
課題と対策
従来、ダンプトラックの運行状況を把握することは困難でした。特に交通渋滞時には、交通誘導員がダンプトラックの接近状況を事前に把握できず、誘導体制の整備や人的負荷が大きな問題とされていました。この課題に対処するため、BizStackを導入し、具体的には以下のような機能が実現されました。
1.
ダンプトラックの位置情報の地図上での可視化
ダンプトラックの位置情報がリアルタイムで地図に表示され、運行状況を一目で把握できるようになりました。
2.
ジオフェンスによる自動通知
AIが仮想境界線(ジオフェンス)を通過した際に、自動的にチャットで通知が送信される仕組みを構築し、即時対応が可能になりました。
3.
複数デバイスでの情報共有
PCやスマートデバイス、デジタルサイネージを通じて、リアルタイムで情報を共有し、ダンプトラックの入退場時の交通誘導状況を円滑にすることができます。
これらの取り組みにより、ダンプトラックの運行状況に基づく効率的な交通誘導が可能になり、安全配慮が強化されると同時に、交通誘導員の身体的・心理的負担軽減にも寄与しています。
今後の展望
MODEは、BizStackを通じて現場の多様なデータの統合・活用を推進していく方針です。リアルタイムデータを連携させることで、さらなる業務の最適化を実現し、現場全体の可視化を図っていきます。
特に、生成AIの活用による直感的なデータ操作の強化を目指し、専門知識がなくても必要な情報を瞬時に取得できる環境を整えていく予定です。
これにより、建設業を含む多様な業界が抱えるDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、持続的な価値創出に貢献することを目指しています。
BizStackとは
「BizStack」は、現場のリアルタイムデータを一元的に統合し、業務の効率化や安全性向上を図るIoTプラットフォームです。
建設、製造、物流などの多岐にわたる現場で発生するデータを連携させ、センサーやカメラからのIoTデータをリアルタイムで収集・解析します。これにより、情報の即時取得が可能になり、業務のスピードアップが期待できます。
MODEについて
MODEは、現場のリアルタイムデータのインテグレーションを支援するための企業として設立され、特に建設業、製造業、物流業などが抱える人手不足や業務の属人化といった課題に対して、最新のデジタル技術を駆使したソリューションを提供しています。その効果により、多くの企業のDX推進を支援しているのです。
会社概要
- - 会社名: MODE, Inc.
- - CEO: 上田 学
- - 所在地: カリフォルニア州サンマテオ
- - 設立: 2014年7月
- - 事業内容: IoTプラットフォーム「BizStack」の開発・提供
- - URL: MODE公式ウェブサイト