サニカの新たな車両管理システム「FLOWVIS」
2022年4月26日、株式会社サニカが新たに発表した車両入退管理システム「FLOWVIS」は、業界内で話題を呼んでいます。このシステムは、古野電気株式会社の技術を活用し、自社製の高速ゲートユニットと組合わせることで、工場や物流施設における車両の入退管理を効率化。ETCと車番認証のコンビネーションにより、全ての車両の識別が可能になりました。
FLOWVISの特長
1. 完全自動化の車両管理
この新しいシステムは、工場や物流施設だけでなく、社員駐車場でも使用されることを目的としており、登録された車両のみが入場できる安全なアクセス管理を実現。これにより、セキュリティの強化にも寄与します。
2. スムーズな入退場を実現
FLOWVIS専用の高速ゲートを使用することによって、車両の入退場が非常にスムーズになります。混雑時でも渋滞を最小限に抑えることができ、従業員の時間を効率的に使えます。
3. ユーザーフレンドリーな管理ソフトウェア
このシステムには、入退管理に必要な機能がパッケージ化されたシンプルな管理ソフトが附属しており、遠隔開閉や滞在時間の管理などの操作が簡単に行えます。これにより、管理者は効率的に車両データを把握できます。
法律に対応
さらに、FLOWVISは平成29年7月からの国土交通省による通知にも対応しています。この通知では、荷主都合で30分以上の荷待ちが発生する場合、滞在時間の記録が必要となっており、FLOWVISはそのニーズにも完璧に応えられます。
投資と市場展望
価格は設定されており、設置場所によって設備が異なる点を考慮し、約1,000万円(工事費別)を想定しています。初年度の売上目標は約5,000万円で、市場の需要に応える製品として期待されています。
企業情報
株式会社サニカは、東京都千代田区に本社を置き、駐車場機器を中心に多岐にわたるシステムを展開しています。同社は、駐車場の管理から駐輪場の機器まで幅広いソリューションを提供する総合メーカーとしての地位を築いています。公式ウェブサイト(
www.sanica.co.jp)では、製品情報や問い合わせ先などが掲載されています。
このように、株式会社サニカの「FLOWVIS」は、日本の物流や工場の現場において、車両管理に新たな風をもたらす存在となることでしょう。