ジノリ1735、新色で魅せるジオ・ポンティの世界
イタリアの名ブランド、GINORI 1735が今年のミラノ デザイン ウィークで二つの新色を公開しました。今回の発表は、著名なデザイナーであるジオ・ポンティの独特なスタイルを表現したCatene(カテーネ)コレクションとLabirinto(ラビリント)コレクションに焦点を当てています。これらの新色は、エレガントで洗練されたインテリアデザインの提案として、多くの人々を魅了しています。
ジオ・ポンティがもたらすデザインの新天地
ジオ・ポンティは、その時代を超越した創造力で知られています。この20世紀前半のデザイナーによる作品は、現在も多くのアーティストに影響を与え続けており、特にミラノの街を彩る建築物やデザインオブジェは彼の美学を体現しています。そのため、ジノリ1735は彼の業績を祝うことに特別な意味を持たせています。ミラノの街自体が、ポンティにインスパイアされた作品で溢れており、彼のデザイン哲学は現代にも生き続けています。
新色の発表とコレクションの裏側
新たに加わった二色、Ebano(エーバノ)とCachemire(カシミヤ)は、ジノリ1735のシンボリズムを活かしながら、家庭のエレガントなインテリアに馴染むようデザインされています。この二つの色は、温かで洗練された印象を与え、カテーネとラビリントのそれぞれのラインの特徴を見事に引き立てています。
カテーネコレクションは、シンプルさとエレガントな構造を独自の形で表現しており、卓越した磁器を通してその魅力がよく伝わります。一方、ラビリントは、直線的な遊びを取り入れ、色と光のバランスを巧みに操っています。迷子になりそうなデザインは、古代から現代へと続くデザインの流れを見事に融合させ、視覚的な探求心をくすぐります。
ジノリ1735とジオ・ポンティの深い結びつき
ジノリ1735は、ジオ・ポンティとの歴史的な関係を誠実に祝う予定です。2025年のミラノ デザイン ウィークにおいては、ポンティが同ブランドのアートディレクションを担当していた1923年から1933年にかけての魅力的なクリエイティビティについて再度振り返るイベントを計画中です。このイベントは、ポンティと彼の地元ミラノへのオマージュとなることでしょう。
新しい製品群に加わるCatena di Chiavi(カテーナ ディ キアーヴィ)やEsorcismo(エゾルチズモ)などの復刻版も必見です。これらの作品は、ポンティのオリジナルデザインのエッセンスを現代に再生させており、金で描かれた幾何学的模様としなやかな線が織り成す物語は、まさに非現実的かつ想像力を掻き立てるものです。
GINORI 1735について
約300年の歴史を持つGINORI 1735は、ラグジュアリーとライフスタイルの分野においてイタリアを代表するブランドの一つです。2013年からはケリンググループの一員となり、ファッションやアート、建築などの分野で幅広い関係を築いています。その製品はテーブルウェアからアートオブジェ、さらには家具やクリスタル製品まで多岐にわたり、真のブランディングと高い職人技が光ります。また、フィレンツェに本拠地を置く工房では、代々受け継がれてきた技術と先進的なテクノロジーが融合しており、現代のルネッサンスをリードしています。
GINORI 1735は、その伝統を新たな視点で再解釈し、アートと日常生活を融合する挑戦を続けています。世界中に直営店を構え、Eコマースにも力を入れ、多角的な展開を行っています。