中小企業経営者のためのシンポジウムが開催
2023年2月10日、厚生労働省が委託した「男性の育児休業取得促進事業(イクメンプロジェクト)」の一環として、オンラインシンポジウム「企業向けシンポジウム『育児しやすい職場の作り方』」が開催されました。このシンポジウムは主に中小企業の経営者や人事労務担当者を対象としており、参加者にとっては貴重な学びの機会となりました。
シンポジウムの目的と内容
本シンポジウムの目的は、男性が育児休業を取得しやすい環境を整えるための具体的な取り組みを紹介し、実際の成功事例を通じて他の企業へ良い影響を与えることです。
参加企業の代表者によるプレゼンテーションでは、男性育児休業を積極的に導入している「有限会社ナイスケアサポート」や「株式会社スエヒロ工業」の事例がシェアされ、各社の取り組みの具体的な内容や成果について説明がなされました。
パネルディスカッションでの深い議論
また、シンポジウムではパネルディスカッションも行われ、実際に育児休業を取得したアナウンサーの榎並大二郎氏、若者に影響力を持つインフルエンサー椎木里佳氏が参加しました。ディスカッションには全国中小企業団体中央会の常務理事である及川氏と、株式会社カラダノートの佐藤氏も加わり、男性育休を実現するための企業のメリットや当事者のメリットについて熱心に議論しました。
参加者の反響と今後の取り組み
このシンポジウムには全国各地から中小企業の経営者が参加し、登壇者の話に耳を傾けていました。特に代表事例の紹介は関心を集め、参加者の質問も相次いだことで、現場のリアルな声を反映した質疑応答が行われました。
「当事者目線の意見が非常に参考になった」「中小企業のリアルな事例を聞けて良かった」といった参加者の満足度は高く、今後の育児休業導入に向けたヒントを多く得ることができたと考えられます。
まとめ
育児しやすい職場の実現に向けた取り組みが中小企業にも普及していくことが期待されるシンポジウムでした。今後もイクメンプロジェクトを通じて、より多くの企業が男性の育児休業を当たり前にするための環境作りに力を入れていくことが重要です。詳しい情報は、
イクメンプロジェクトの公式サイトをご覧ください。