マイクロン、256GB DDR5 RDIMMのサンプル出荷を開始
2026年5月12日、米国アイダホ州ボイシに本社を置くMicron Technology, Inc.(ナスダック:MU)が、256GB DDR5レジスタード・デュアル・インライン・メモリ・モジュール(RDIMM)のサンプル出荷を開始いたしました。この新製品は、マイクロンの最先端の1γ(1ガンマ)テクノロジーを基にしており、最大で9,200メガトランスファー/秒(MT/s)のデータ転送速度を誇ります。これは、現在広く使用されている他のモジュールに比べ、なんと40%以上も高速化されています。
高度なパッケージング技術に注目
本モジュールは、シリコン貫通電極(TSV)を活用した複数のメモリダイを結合する3次元積層(3DS)技術が採用されています。その結果、従来の128GB DDR5モジュール2基を使った場合に比べて、動作電力を40%以上も削減できます。この特性が、現代のAIデータセンターにおける効率的な運用を可能にします。
エコシステムパートナーとの連携
マイクロンは、主要なエコシステムパートナーと協力し、さまざまなサーバープラットフォームでの256GB 1γ DDR5 RDIMMの性能を検証しています。これにより、複数のプラットフォーム間での互換性が確保され、大規模なAIおよびハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)インフラストラクチャの構築を加速します。
マイクロンのクラウドメモリ事業部門のシニアバイスプレジデントであるラジ・ナラシンハン氏は、「容量、帯域幅、電力の要素は、AIの効率において不可欠です。この256GB DDR5 RDIMMが、サーバーのパフォーマンス向上に寄与します。1γ DRAMを用いたこの先進的なソリューションは、業界屈指の速度と電力効率を実現し、データセンターのAIインフラストラクチャの拡張を効果的にサポートします」とコメントしています。
AI時代のメモリ需要への取り組み
最近、エンタープライズサーバーにおけるメモリ容量の要求は急速に増加しています。これは、大規模言語モデル(LLM)やリアルタイム推論、マルチコアCPUワークロードの普及が影響しているためです。マイクロンの256GB DDR5 RDIMMは、このようなニーズに応えるために設計されており、最先端のデータセンター技術の中で熱と電力の制約を考慮しつつ、メモリ容量を最大限に引き上げることが可能です。
サンプル出荷のお知らせ
現在、256GB DDR5 RDIMMはプラットフォーム検証用に主要なサーバーエコシステムパートナー向けにサンプル出荷されています。さらに詳細については、マイクロンのデータセンターメモリ公式ウェブページをご覧ください。
注1:パフォーマンスの優位性は、9,200 MT/sと6,400 MT/sの製品を比較して計算されています。
注2:動作電力の測定単位はワットです。128GBモジュール2つの合計19.4Wと、256GBモジュール1つの11.1Wを比較して検証されています。