新たなライフスタイル提案、絵本コーナーの設立
2023年11月17日、板橋区役所南館1階の戸籍住民課待合エリアに、地域の特性を反映した「絵本コーナー」が誕生しました。この空間は「みどり溢れる絵本のまち板橋」をテーマにし、訪れた人々が絵本文化に触れられるような工夫が施されています。
絵本コーナーの設計と特徴
絵本棚のメインフレームには、栃木県日光市で生産された木材が使用されています。この選定は、地域とのつながりを深める目的の一環であり、木材の温もりや持つ魅力を利用者に実感してもらうための大切な要素です。また、絵本棚の傍には、小さな子どもたちが安心してくつろげる木製のベンチが並び、家族で絵本を楽しむための心地良いスペースが提供されています。
この改革により、従来の「手続き待ちの空間」という印象から、「絵本文化に触れる空間」へと変貌しました。ここでは、子どもたちだけでなく大人も一緒になって絵本の魅力に親しみ、くつろぎのひとときを過ごせます。
木育と地域の文化の重要性
板橋区では、木材と木製品の触れ合いを通じて、地域住民に木や木材文化の理解を深めてもらうための教育プログラムも実施しています。この取り組みは、自然とのつながりを大切にする育成プログラム「木育」事業の一環であり、将来ある子どもたちが木の良さを理解し、自然を大切にする心を育むことを目指しています。
公的機関を訪れる際に、ただ手続きを終えるだけではなく、地域の文化や自然に触れることができる新たな価値を提供することは、訪れる人々にとっても大きな利点です。
担当者の想い
この絵本コーナーの設計を担当した行員は、「多くの方々に絵本を通じて、板橋の魅力を再発見してもらえれば」とコメントしています。地域の特性を活かし、絵本や木材に対する親しみを通じて、訪れた方々の心に残る体験を提供することが目標です。
このスペースが多くの人々に利用され、家族で過ごす大切な時間を創出することを願っています。近くに訪れた際には、ぜひ新しい絵本コーナーを立ち寄ってみてください。