スマホプライバシー調査
2015-08-20 09:00:02

スマホのプライバシー、大丈夫?Lookout調査で判明した衝撃の事実!意識と行動のギャップに迫る!

スマホのプライバシー、大丈夫?Lookout調査が明らかにした現実



近年、スマートフォンは私生活のみならず、ビジネスシーンにおいても欠かせないツールとなっています。しかし、その便利さの裏には、個人情報や企業情報の漏洩リスクが潜んでいます。モバイルセキュリティ企業であるLookoutが行った調査によると、日本人のスマートフォン利用者の間には、プライバシー保護に対する意識と実際の行動に大きなギャップがあることが明らかになりました。

調査結果から見える、意外な事実



Lookoutは、日本のスマートフォン利用者を対象にモバイルプライバシーIQ調査を実施しました。その結果、自身をプライバシー保護に意識が高いと考える人ほど、公共Wi-Fiへの接続や、非公式マーケットプレイスからのアプリダウンロードなど、危険な行動をとる傾向があることが判明。これは、プライバシーに関する知識と、安全な行動の実践との間に大きな乖離があることを示しています。

具体的には、自身のモバイルプライバシーIQを平均以上と評価するスマートフォン所有者はわずか3%。一方、アメリカでは41%と、日本とアメリカの間には大きな差が見られました。また、男女間においても差があり、男性の方が危険な行動をとる傾向が高いという結果も出ています。

企業データへの意識の低さ



調査では、企業データへの意識の低さも明らかになりました。情報漏洩のリスクを最も心配するべきは企業データであるにも関わらず、「企業の機密データの保護よりも、個人情報の保護に対する懸念が高い」と回答した人が大多数を占めました。BYOD(Bring Your Own Device)や社用端末においても、安全なWi-Fi接続を怠るなど、危険な行動が散見されます。

安全なスマホ利用のための対策



Lookoutは、モバイル端末における個人情報の保護の重要性を訴え、具体的な対策を提案しています。

PINやパスコードの設定: パスコードを設定していない人は、覗き見や情報漏洩のリスクが高まります。必ず設定しましょう。
公共Wi-Fiでの注意: 公共Wi-Fiはセキュリティが脆弱なため、メールやソーシャルネットワーキングは避けましょう。閲覧するサイトは「https」で始まることを確認する必要があります。
閲覧履歴・検索履歴の定期的な削除: 端末が不正にアクセスされた場合でも、プライバシーを保護することができます。
アプリダウンロード時の注意: アプリの評価やレビューをよく確認し、アクセス権限に納得できない場合はダウンロードを控えましょう。
位置情報サービスのオフ: 位置情報サービスは、必要がない場合はオフにしましょう。
モバイルセキュリティアプリの利用: Lookoutなどのモバイルセキュリティアプリは、マルウェアやスパイウェアの検出、紛失・盗難防止、アプリのアクセス情報通知など、多様な機能を提供します。

結論



Lookoutの調査は、日本のスマートフォン利用者のプライバシー意識と実際の行動の間に大きなギャップが存在することを浮き彫りにしました。便利さを享受する一方で、潜在的なリスクを理解し、適切な対策を行うことが、安全なスマホ利用には不可欠です。企業においても、従業員のセキュリティ意識向上のための教育や、適切なセキュリティ対策の導入が求められます。

会社情報

会社名
ルックアウトジャパン株式会社
住所
1 Front Street, Suite 2700 San Francisco, CA 94111
電話番号

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