ファームノート資金調達
2018-11-30 14:00:49

ファームノート、累計17億円の資金調達で酪農分野の成長を加速

ファームノート、資金調達で酪農分野の前進を図る



株式会社ファームノートホールディングスが、地銀やリアルテックファンドからの資金調達を発表しました。今回の調達総額は4億円で、これにより累計調達額はなんと17億円に達しました。この資金は、特に酪農・畜産が盛んな北海道と九州での顧客基盤強化や、研究開発体制の強化に使用される予定です。

資金の背景と調達先


ファームノートは2014年から、クラウド牛群管理システム「Farmnote」を提供し続け、2017年には牛向けウェアラブルデバイス「Farmnote Color」といった新たな技術を導入してきました。これまでの成長を受けて、今回の資金調達は重要なステップとなっています。

調達先の中には、リアルテックファンドやネット企業の役員など、多くの知識と経験を持つ投資家が名を連ねています。特に、個人投資家の千葉功太郎氏は以前からファームノートにシード投資を行っており、今回は追加投資となるなど、ファームノートの成長に期待を寄せています。

成長の軌跡と今後の展望


ファームノートのこれまでの成果は目覚ましく、直近3年で売上成長率は約30倍に達しています。ユーザー数も2,700農家、契約頭数は27万頭に到達しており、これにより日本における酪農業界に大きな影響を与えています。特に、クラウドシステムを活用することで、生産者は効率的な経営が可能となり、銀行側も資金面での支援がしやすくなるという相乗効果が見込まれています。

ファームノートは、今後、北海道と九州の地方銀行との連携を強化し、酪農・畜産向けのICT技術を普及させていくことを重要視しています。この取り組みにより生産者の経営力が高まることが期待され、必然的に地域経済全体の活性化にも寄与するでしょう。

研究開発への注力


加えて、ファームノートは獣医学分野における研究開発をさらに強化していく計画です。2016年に設立した「Farmnote Lab」を通じて、獣医師や研究員の採用が進められています。リアルテックファンドやリバネスの支援を受けることで、特に獣医学関連のノウハウを蓄積し、さらなる技術革新を目指しています。

会社概要


ファームノートホールディングスは2016年に設立され、「生きるを、つなぐ」をビジョンに持つ純粋持株会社です。また、ファームノートは「世界の農業の頭脳を創る」という理念のもと、農業とインターネットの融合を目指しています。

これからのファームノートの取り組みに注目が集まる中、酪農業界の成長にどのような影響を与えるのか、期待が高まります。

会社情報

会社名
株式会社ファームノートホールディングス
住所
北海道帯広市公園東町1丁目3-14
電話番号
0155-67-6911

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