メドレーのAI機能
2025-09-01 14:46:11

メドレーが新たに「AIアシスト機能」を導入し調剤薬局の業務効率化を実現

メドレーが推進する調剤薬局のDX



株式会社メドレーは、次世代医療プラットフォーム「MEDLEY AI CLOUD」の一環として、調剤薬局向けに新しい「AIアシスト機能」を導入することを発表しました。この機能は、薬剤師の業務効率を高め、患者により質の高いサービスを提供するために設計されています。

調剤業務の現状と課題


近年、医療分野ではヘルスケア人材の不足が深刻化しており、業務効率化が急務となっています。特に調剤薬局においては、2022年度の調剤報酬改定が行われ、薬局の対人業務に対する評価が拡充されました。しかし、現場では依然として多くの薬剤師が課題を抱えていることがわかりました。メドレーが実施した調査では、調剤業務や対人業務において8割以上の薬剤師が悩みを抱えていることが確認されています。

新機能の背景とニーズ


調査の結果、薬剤師が特に困難を感じている点として、患者への情報伝達の難しさや処方内容の分析・判断の時間が挙げられています。また、多くの薬剤師が服薬指導時にかかる時間が長くなり、患者の待ち時間が増加してしまうことを心配しています。これらの課題を解決するために、メドレーは「AIアシスト機能」を開発したのです。

AIアシスト機能の具体的な内容


今回のAIアシスト機能は、調剤業務の中での非効率な部分を克服するために設計されています。以下の2つの主要機能があります。

1. AI服薬指導アシスト


この機能は、服薬指導を行う際の分析・評価を支援します。薬剤師が電子カルテや薬歴、お薬手帳の情報を元にAIが整理して、重要な注意点を抽出し、服薬指導の内容を提案します。これにより、薬剤師が専門性を発揮できる時間が大幅に短縮され、効率的な支援が可能となります。

2. AI薬歴作成アシスト


この機能では、薬剤師と患者の対話内容を音声で認識し、AIが要約して薬歴を作成します。これにより、記録の一貫性が持たれ、重要な情報の漏れを防ぎつつ、薬剤師の業務負荷を軽減します。これにより、薬剤師は患者との対話に集中することができ、より充実した指導が行えるようになります。

今後の展開


メドレーは、これまでの「Pharms(ファームス)」の機能を「MEDIXS」に統合し、調剤薬局向けのシステムを一元化します。さらに、新たに「MEDIXS レセコン」と「MEDIXS 在庫管理」の販売を開始しました。これらの統合型クラウドソリューションは、薬局業務全体のデジタルトランスフォーメーションを推進し、薬剤師の業務効率を向上させることを目的としています。

まとめ


メドレーの「AIアシスト機能」は、現場のニーズに根ざした革新的な技術であり、薬剤師だけでなく患者の体験を劇的に改善する可能性を秘めています。今後もAI技術の進化を契機に、さらなる機能拡張が期待され、医療の質向上に寄与していくことでしょう。調剤薬局の未来に目が離せません。


画像1

会社情報

会社名
株式会社メドレー
住所
東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー13F
電話番号

トピックス(IT)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。