やっとかめ文化祭2017
2017-10-20 13:00:28
時空を超える文化の旅!名古屋の祭典「やっとかめ文化祭2017」の魅力に迫る!
時空を超える文化の旅!名古屋の祭典「やっとかめ文化祭2017」の魅力に迫る!
2017年10月28日から11月19日にかけて、名古屋の街全体を舞台に「やっとかめ文化祭2017」が開催されました。5周年を迎えたこの祭典は、名古屋の長い歴史と文化を余すことなく体感できる、まさに都市文化の祭典と言えるでしょう。
まち全体が舞台!130以上の多彩なプログラム
「やっとかめ」とは名古屋弁で「久しぶり」を意味する言葉。この親しみやすい言葉が象徴するように、祭典は温かく、親密な雰囲気に包まれていました。
街の至る所で繰り広げられた130以上のプログラムは、その多様性と魅力で来場者を惹きつけました。伝統芸能である狂言のストリートライブ「辻狂言」、老舗料亭での雅やかな「お座敷ライブ」、街を教室に見立てた「まち歩きなごや」や「まちなか寺子屋」など、参加者の年齢や興味関心に合わせた様々な催しが用意されていました。
さらに、探偵小説の草分け的存在である小酒井不木の作品を、名古屋の人気劇団「少年王者舘」が演劇化した「人工恋愛双曲線」や、ブラタモリで知られるガイドによるまち歩きツアーなど、新たな試みも多数含まれていました。
名古屋の文化を深く知る、貴重な機会
「やっとかめ文化祭」は、単なるイベントではありません。名古屋の歴史と文化を再発見し、未来へ繋げるための取り組みです。尾張徳川家のもとで育まれた伝統芸能、名もなき路地裏に息づく小さな記憶、それら全てが、この祭典を通して現代に蘇りました。
特に印象的だったのは、「まちなか寺子屋」です。博物学者・小説家の荒俣宏氏や医学博士の高須克弥氏による講演会、「なごやうた」のワークショップ、名古屋の伝統工芸を体験できる講座など、多様なジャンルのプログラムが用意され、参加者はそれぞれが名古屋の文化を深く学ぶことができました。
また、「まち歩きなごや」では、古地図を片手に歴史を辿るツアーや、歌舞伎の歴史を紐解くツアーなど、ガイドの案内とともに街の魅力を再発見する機会が提供されました。
参加型イベントで高まる一体感
「しゃちほこチャレンジプロジェクト」のように、一般参加型のプログラムも多数企画されており、参加者と街との一体感が生まれていました。約50人の女性が名古屋城で「金のしゃちほこの踊り」を披露する姿は、祭典の盛り上がりを象徴する光景でした。
「やっとかめぐり」では、プログラムへの参加ごとに押される判子を集める「旅する判子コレクション」や、名古屋の和菓子を巡る「名古屋てくてく和菓子めぐり」など、祭典をより一層楽しむ工夫が凝らされていました。
語り継がれる物語、未来への架け橋
「やっとかめ文化祭2017」は、単なるイベントの枠を超え、名古屋の文化を継承し、未来へと繋げるための重要な役割を果たしました。この祭典が、多くの人の心に深く刻まれたことは言うまでもありません。 過去と未来を繋ぐ、この素晴らしい取り組みは、これからも多くの人の心を魅了し続けるでしょう。
会社情報
- 会社名
-
特定非営利活動法人 大ナゴヤ・ユニバーシティー・ネットワーク
- 住所
- 愛知県名古屋市中区大須3-42-30 ALA大須ビル201
- 電話番号
-
070-5459-8213