メンタルヘルスの未来
2021-03-11 10:59:11

脳科学とAIで進化するメンタルヘルスの未来とは

脳科学とAIを活用したメンタルヘルスDXの実現



株式会社レスコが提案する「脳科学とAIを活用したメンタルヘルスDX」が、「ひろしまサンドボックス D-EGGS PROJECT」での2次審査に進み、パブリック評価が始まります。このプロジェクトは、近年のコロナ禍で懸念されている心の健康問題に対処するための一助となることを目指しています。

背景:メンタルヘルスの危機



新型コロナウイルスがもたらしたリアルコミュニケーションの断絶は、私たちの心に深刻な影響を与えています。ストレスや不安、恐怖感に悩まされる人が増え、地域社会でもメンタルヘルスの問題が顕在化しています。この状況に対応するため、科学的かつ客観的に「心の健康」を維持する仕組みが急務です。

このような課題に立ち向かうため、レスコと広島大学の山脇教授が協力し、心の健康を支えるセーフティネットの構築を提案しました。これは地域の医療機関や相談窓口との連携を通じ、効果的に実現される予定です。

プロジェクトの実現イメージ



このプロジェクトでは、様々なデータソースから情報を収集し、支援者同士で安全に共有するシステムを構築します。自治体の相談窓口、医療機関からのカルテ記録に加え、ウェアラブル端末から得られるデータも含まれます。

収集されたデータは、広島大学の最新の研究知見をもとにAIによって分析され、精神疾患の早期発見や予防に役立てられます。ユーザーは自身のスマホアプリで必要なフィードバックを受け取ることができ、心の健康を維持するためのサポートが行われます。

このシステムは、既存の電子カルテと新たに開発中の相談記録システムを統合してデータ収集プラットフォームを形成し、より効果的な支援を可能にします。コロナ禍における心の健康危機に素早く対応することで、地域医療の枠を超えたアプローチが実現されるのです。

ひろしまサンドボックス「D-EGGS PROJECT」とは



「ひろしまサンドボックス」は、AIやIoT、ビッグデータなどの最新技術を活用し、広島県内で新しい付加価値の創出や生産性の向上を図るためのオープンな実証実験の場です。新型コロナウイルスの影響で浮き彫りになった様々な課題を解決するためのアイデアを全国から募集し、プロトタイプの開発やフィールドでの実証実験を支援しています。

このプロジェクトは、技術やノウハウを持つ企業や人材の協力を得て、地域に根ざした課題解決の新しいモデルを創出することを目指しています。

株式会社レスコについて



株式会社レスコは、精神科に特化した電子カルテの開発を手がけ、国内でトップシェアを誇ります。精神科専用の電子カルテ「Alpha」を日本で初めて開発し、病院や診療所に幅広く導入されています。

また、クラウド型サービスである「Warokuクリニックカルテ」や「Waroku訪問看護」を提供し、変化する精神科医療の現場に対応しています。今後は、生活困窮者支援や子育て家庭支援のための新たなシステム展開も計画しており、地域社会におけるメンタルヘルスを一層強化することを目指しています。

まとめ



新たなメンタルヘルス支援システムが広島で始まることで、地域社会の心の健康が守られることを期待しています。AIと脳科学を駆使したこの取り組みが、多くの人々にとっての希望となることを願っています。

会社情報

会社名
株式会社レスコ
住所
広島県広島市中区上幟町5-151階
電話番号
092-461-8331

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