カミナシとイシダ総合システムが現場DX推進に向けた提携契約を締結

カミナシとイシダ総合システムが現場DXへ取り組む

2023年10月、株式会社カミナシ（東京都千代田区、代表取締役：諸岡裕人）は、イシダ総合システム株式会社（愛知県名古屋市、代表取締役社長：南澤誠）との間で、愛知県および三重県の現場DX（デジタルトランスフォーメーション）への取り組みを支援するためのパートナーシップ契約を結びました。

パートナー契約の背景と目的

イシダ総合システムは、イシダグループの一部として、中部地域の食品製造・流通業界に向けて、計量・包装・検査・表示機器の導入支援やメンテナンスを行ってきました。近年、この地域では人口減少や高齢化により、労働力不足が深刻化しているため、人材確保や定着率の向上が大きな課題となっています。

さらに、多くの企業では紙ベースの業務や手作業が依然として主流であり、業務効率化や業務の正確性向上が求められています。このため、中部地域の企業は製造工程の自動化、業務のデジタル化、ペーパーレス化に向けた取り組みが急務とされています。

今回のパートナー契約により、イシダ総合システムの地域密着のネットワークとソリューション、そしてカミナシのデジタルプラットフォームを連携させ、双方の強みを生かした「カミナシレポート」の利用促進を図ることを目的としています。これにより、地域全体での業務効率化や省力化、生産性向上、さらに従業員の負担軽減を実現し、現場のDXを支援していく所存です。

カミナシの現場DXプラットフォームとは

カミナシが提供する現場DXプラットフォーム『カミナシ』シリーズは、現場での業務を支える「作業方法」「人」「設備」に焦点を当てた製品群を展開しています。具体的には、現場帳票のデジタル化を実現する『カミナシレポート』、現場従業員の管理を行う『カミナシ従業員』、動画マニュアルや研修システムを用意した『カミナシ教育』、設備保全を支援する『カミナシ設備保全』などのサービスが含まれます。これらのクラウドサービスを通じて、日本国内で働くノンデスクワーカー約3,900万人の働き方をよりスマートにすることを目指しています。