荻原大翔選手、FISスノーボードW杯で逆転勝利
2025年12月13日、米国コロラド州スチームボートにて開催された「FISスノーボードワールドカップ ビッグエア」で、日本の若きスノーボード選手、荻原大翔(おぎわら ひろと)選手が見事な逆転劇で優勝を果たしました。この大会で、荻原選手は厳しい条件の中でも強靭な精神力を発揮し、最高難度のトリックに挑戦しました。
逆境を乗り越えての栄光
荻原選手は、決勝戦で1本目に苦しい着地失敗をし、35.25点というスコアでスタートしました。しかし、その後持ち前の集中力と修正能力を見せ、2本目でフロントサイドトリプルコーク1800を決めて85.50点をマーク。優勝ラインに立ち戻った荻原選手は、迎えた最終3本目で驚異的なトリック「バックサイド1980(横5回転半)」を成功させ、94.75点を叩き出しました。これにより、合計180.25点を稼ぎ、同じ大会に出場したチームメイトの木村葵来(きむら きら)選手をわずか1.00点差で抜き去り、逆転優勝を果たしました。
また、女子の部でも日本の鬼塚雅(おにつか みやび)選手が優勝し、日本勢の男女同時優勝という快挙に至りました。
荻原選手のコメント
荻原選手は優勝後、「いつも応援ありがとうございます」と感謝の意を表し、次の大会に向けての意気込みを語りました。「World Cup ビッグエア最終戦では自分の滑りを出し切って優勝することができて、とても嬉しいです!年明けからスロープスタイルのWorld CupやX GAMESも始まるので頑張ります」と力強く続けました。今シーズンには多くの大きな大会が控えているため、しっかり準備を整え、全力で臨む所存です。
ネコマ マウンテンへ帰還
荻原選手は、2026年2月26日には「第32回全日本スキー選手権大会 スノーボード競技ビッグエア」をネコマ マウンテンで開催することが発表されています。この大会は、ネコマ マウンテンでは初めての開催となり、日本を代表するトップ選手たちが集結し、国内最高峰のスノーボード対決となることでしょう。荻原選手がホームゲレンデに凱旋し、圧倒的なパフォーマンスを見せるこの機会は間違いなく見逃せません。
荻原大翔選手のプロフィール
荻原選手は、茨城県牛久市出身で、スノーボードを3歳から始め、中学生でプロ資格を取得。2022年には世界初の「BS2160(6回転)」を成功させ、2025年には「BS2340(6回転半)」の達成にも注目が集まります。彼はその見事な技術から、「スピンマスター」と称される次世代アスリートの一人です。
基本情報
- - 種目: スノーボード スロープスタイル・ビッグエア
- - 生年月日: 2005年7月19日
- - 出身地: 茨城県牛久市
- - 所属: TOKIOインカラミ スノーボード部
- - 公式URL: 荻原大翔選手特設サイト
星野リゾート ネコマ マウンテンの魅力
ネコマ マウンテンは、磐梯山の麓に位置する国内最大級のスキー場です。美しい磐梯山や猪苗代湖、春の霧氷などを望む絶景が広がっています。12月上旬からゴールデンウィークまで長いシーズンを楽しむことができ、様々なコースレイアウトが初心者から上級者まで魅了します。観覧も無料で行える大会、荻原選手のパフォーマンスをぜひ間近で体験してみてはいかがでしょうか。