東芝テックの新ソフト『Logi-Reco V3.0』の登場
2023年10月7日、東芝テック株式会社は、配送管理パッケージソフト『Logi-Reco V3.0』を発売しました。この新しい製品は、RFID技術を駆使して物流業界の課題解決を目指します。
物流業界の現状と課題
物流業界では、近年ますます深刻な人手不足が問題となっており、効率的かつ正確な配送が求められています。また、法令や制度の変更によって、ドライバーの労働時間に対する管理も重要なテーマに浮上しています。このような背景を踏まえた上で、『Logi-Reco V3.0』は物流業務を支援し、業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進する役割を果たします。
RFID機能の特徴
『Logi-Reco V3.0』は、RFID技術を利用した荷物管理システムを搭載しており、配送する荷物の情報をスムーズに読み取り、一元管理を実現します。これにより、ドライバーはトラックの荷台に取り付けたRFIDハンドリーダーで効率的に荷物を管理できるのはもちろん、手動でも荷物をスキャンすることが可能です。これにより、配送作業のミスを大幅に軽減し、業務の手間を省くことが期待されています。
簡単に導入できるシステム
本ソフトウェアは、インターネット環境さえあればスマートフォンやPCから利用可能で、導入に特別なサーバや複雑なシステム連携は必要ありません。そのため、コストを抑えたスムーズな移行が実現可能です。ただし、RFID技術をフルに活用するためには、RFIDラベルの発行や専用のRFIDハンドリーダーが必要となります。
リアルタイムでの配送状況の把握
管理者は、ドライバーが荷物に貼付されたRFIDラベルをスキャンすることで配送状況をリアルタイムで把握できるため、配送の正確性が向上します。これにより、荷物の配達先の間違いや荷降ろしのミスなど、ヒューマンエラーを最小限に抑えられます。また、ドライバーの業務時間や休憩時間をクラウドで一元管理する機能も備えています。この機能によって、ドライバーの労働環境についての実態を把握し、業務の効率化を図ることが可能になります。
発売概要
- - 商品名: 配送管理パッケージソフト『Logi-Reco V3.0』
- - 発売日: 2023年10月7日
- - 価格: オープン価格
- - 販売数量: 200セット
- - 販売地域: 日本
- - 主なターゲット: 物流業、卸売業、小売業、製造業など
東芝テックは、今後もRFID技術を活用して業務の効率化を進め、社会のさまざまな課題に対応する製品の提供を目指していきます
このように『Logi-Reco V3.0』は、RFIDを活用した革新的な配送管理機能を持ち、物流の現場において重要な役割を果たすことが期待されています。