Nolaオフ会2024開催報告:作家と企業が未来を語り合う共創の場
2024年11月2日、創作プラットフォーム「Nola」を運営する株式会社indentは、50万人以上の作家を擁するNolaユーザーへの感謝を込めて、初のオフ会「Nolaオフ会2024」を開催しました。六本木蔦屋書店を会場に、二部構成で実施されたイベントには、厳選された作家、企業関係者、メディア関係者など多くの人が参加し、盛況のうちに幕を閉じました。
第一部では、Nola公式ウェブサイトから応募されたユーザーの中から抽選で選ばれた参加者限定のトークセッションと交流会が行われました。Nolaの誕生秘話や今後の展望、作家へのサポート体制などについて、indent代表取締役社長の釜形勇気氏とCTOの下宮一真氏が熱く語りました。作家からの口コミで会員数3万人を突破し、法人化を決意した経緯や、書店運営企業とのコラボレーションによる「次世代作家文芸賞」開催など、Nolaの成長を支えた数々の出来事について触れられました。
第二部は、Nolaを通じて作品を商業化した作家、IP創出に向けて協業する出版社や企業、メディア関係者などを招待した、より専門的な内容のセッションとなりました。
トークセッション①「Nolaのはじまりとこれから」では、Nola誕生の背景や6年間の歩み、そして今後の展望について、釜形氏と下宮氏が語りました。Nolaの開発当初からのビジョンや、作家コミュニティの重要性、作家が執筆活動に専念できる環境整備への強い意志などが共有されました。
トークセッション②「商業出版につながる仕組み作りを目指して」では、indentのCMO小室俊樹氏、カスタマーサクセス部佐立真梧氏、原作発掘部田代蒼流氏が登壇。「編集部の掲示板」「Nolaエージェント機能」「原作募集コンテスト」といった、作家と企業を繋ぐ具体的な取り組みが紹介されました。「編集部の掲示板」では、複数の出版社が求める作品像やインタビューを掲載し、作品の発掘を進めています。また「Nolaエージェント機能」は、ワンタップで商業化への打診ができる画期的なシステムです。これらの機能を通して、作家が自身の作品を自信を持って世に出せるよう、全面的なサポート体制が構築されていることが強調されました。
トークセッション③「各社(レーベル)で取り組む原作像とIP化への展望」では、KADOKAWA、カヤックアキバスタジオ、美少女図鑑の3社が登壇。各社がNolaと協業するに至った経緯や、IP化に向けた展望について語りました。KADOKAWAの瀬川昇氏は、indentの作家に対する思いに共感したと語り、カヤックアキバスタジオの山田竜太氏は、企業理念である「誰とするか」を重視したと述べました。美少女図鑑の中村孔亮氏は、メディアミックス展開を意識した原作の重要性について言及しました。
今回の「Nolaオフ会2024」は、単なる交流イベントにとどまらず、作家と企業が共に未来を創造していくための重要な一歩となりました。Nolaは今後も、作家と企業双方にとって価値のあるプラットフォームとして、創作活動を支援し続けていくでしょう。