キリンビール、Lazuliの最新AIリサーチで飲食トレンドをリアルタイム把握へ

キリンビールとLazuliの革新

2024年5月1日、キリンビール株式会社がLazuli株式会社の提供する「外食AIリサーチ」を本格導入しました。この新しいリサーチサービスは、キリンビールが展開する業務用のクラフトビール提供サービス「Tap Marché（タップ・マルシェ）」のために設計されています。

外食市場の分析の背景

キリンビールは、提携する飲食店からの販売データを保持していますが、POSデータを取得できないという課題に直面していました。そのため、業務用クラフトビール市場の実情を的確に把握することが難しく、営業活動に響いていました。そこで、Lazuliが提供する外食AIリサーチが活用されることとなりました。このサービスは、1500以上の飲食店から集められたPOSデータを統合し、ドリンクやフードの販売数、来客数、客単価などを分析しやすい形で提供します。

リアルタイムのデータ分析

「外食AIリサーチ」により、キリンビールは今まで以上に迅速で正確な市場データを手に入れることが可能になります。膨大な外食POSデータが整頓され、提携飲食店に対してリアルタイムで外食トレンドを把握できるようになりました。その結果、営業担当者もデータを基にしたより適切な提案を行えるようになります。

Lazuliは、以前より試験的にデータ提供を行い、既にその恩恵を感じていたキリンビールにとって、本格導入はさらなるビジネスの飛躍をもたらすでしょう。

Tap Marchéの特徴

「Tap Marché」とは、キリンビールが提供する新しいクラフトビールサービスで、簡単に導入できるのが特徴です。最大4種類のクラフトビールを提供できる専用のディスペンサーを使用し、3リットルの小型ペットボトルに詰められたビールが販売されます。飲食店はECサイトから自店に合った商品をセレクトし、料理に合わせた提案が可能となっています。