シネマ歌舞伎20周年記念『二人藤娘／日本振袖始』上映決定

シネマ歌舞伎20周年を祝する特別な上映

2026年2月、シネマ歌舞伎の20周年を記念した特別なリクエスト上映作品として、『二人藤娘／日本振袖始』の上映が決定しました。このリクエスト上映は、お客様からの投票によって選ばれた作品であり、多くの歌舞伎ファンの期待が寄せられています。

注目の演目『二人藤娘』

『二人藤娘』は、舞踊の名作「藤娘」を二人の豪華な俳優、坂東玉三郎と中村七之助が共演することで新たに生まれ変わります。舞台全体には藤の花が飾り付けられ、衣裳の多彩な変化とともに、二人の艶やかな舞いが観客を圧倒します。

この作品は、初演が平成26年1月に大阪松竹座で行われ、瞬く間に話題沸騰となりました。続いて歌舞伎座での再演も果たし、その魅力は多くの観客に深く印象を残しています。二人の演者の美しさは言うまでもなく、華やかな舞台は見る者の心を掴んで離しません。

ダイナミックな『日本振袖始』

続く演目『日本振袖始』は、古代の日本神話に根差した物語をベースにしています。坂東玉三郎が妖艶な姫と恐ろしい大蛇の二役を演じ、中村勘九郎は勇敢な素盞嗚尊の役を務めます。大胆なアクションが繰り広げられる中、玉三郎の変身ぶりは見応えがあります。

また、特筆すべきはシネマ歌舞伎ならではの舞台裏映像です。メイクアップシーンや開演前の緊張感溢れる様子など、普段は目にすることができない貴重な瞬間を楽しむことができます。