矢板市で新たな環境保護活動が始まる
2025年7月28日、栃木県矢板市とコンタクトレンズ専門店「アイシティ」を展開するHOYA株式会社アイケアカンパニーが、使い捨てコンタクトレンズ空ケースの回収に関する協定を結びました。この協定は、矢板市が掲げる「人と自然が調和する環境にやさしい持続可能なまち」の実現を目指すもので、アイシティの「ecoプロジェクト」との連携が大きな特徴です。
この取り組みは、地域の環境保護活動として重要な意義を持ち、アイシティの目指す循環型社会の実現に寄与します。具体的には、アイシティが回収活動を行い、その情報を矢板市が市民へ広報することにより、プラスチックごみの削減と資源再生を促進。市民一人ひとりが環境問題に意識を持つきっかけとなるでしょう。
協定の概要と役割分担
協定の名称としては「使い捨てコンタクトレンズ空ケースの回収に関する協定」とされ、主な回収場所として矢板市役所や公民館・中学校が指定されています。役割分担については、矢板市が事業の周知や回収後の空ケースの収集・運搬を行い、HOYAが回収ボックスの提供や資源の管理を実施するとされています。この協定により、地域全体で取り組む姿勢が強調されています。
アイシティのecoプロジェクトについて
「アイシティ ecoプロジェクト」は2010年に始まり、リサイクル活動を推進してきました。全国のアイシティ店舗や賛同を得た自治体・企業などに専用ボックスを設置し、使い捨てコンタクトレンズの空ケースを回収しています。これまでの年月の中で、様々な団体と連携しながら活動を広げてきました。
2025年6月時点での参加団体数は、学校が3,223校、企業が1,260社、自治体が442拠点となっており、多岐にわたってこの取り組みに賛同されています。また、累計で780.10トン以上のコンタクトレンズ空ケースが回収され、その対価として公益財団法人日本アイバンク協会に寄付される仕組みも確立。視力回復を希望する方々への支援を行っています。
環境保護への貢献
それでも、年間約4,000トンのゴミが処分されているという厳しい現状があるため、これからも多くの人々の協力が必要です。このプロジェクトを通じて、ゴミを減らし、環境保護へ貢献する気運がより高まることが期待されます。
「アイシティ ecoプロジェクト」は、環境保全と社会貢献の両立を目指しながら、今後も活動を続けていくとのこと。そうした企業の姿勢が、私たちの未来を形作る一助になることを期待したいと思います。
まとめ
今回の矢板市との協定は、地域住民に対しても広く参加を促し、環境問題への理解を深める大きな機会になるでしょう。地域の皆さんと共に、持続可能な社会への一歩を踏み出していくことを願ってやみません。