東京都が新たに導入するカスハラ奨励金制度について
東京都は、カスタマーハラスメント(カスハラ)への対策を強化するため、中小企業向けに「カスハラ奨励金」を提供する新制度を2025年6月から開始します。これに関連して、株式会社シンカ、株式会社労働新聞社、寺島戦略社会保険労務士事務所の3社が共催するオンラインセミナーが2025年6月26日に開催される予定です。このセミナーでは、奨励金の詳細や申請手続き、そしてカスハラ対策の実用ツール「カイクラ」の活用方法について解説します。
カスハラの現状と問題点
カスハラは近年、従業員に対して深刻な心身の影響を与える社会問題として注目されています。厳しいクレームや不当な要求に日々対応する従業員たちは、ストレスを抱え、さらなる業務負担に直面しています。このような現状を踏まえて、東京都は中小企業の負担を軽減し、健全な業務運営を支援しようとしています。
2025年度より、東京都は従業員300名以下の中小企業を対象に、カスハラ対策を実施した企業に対し、定額40万円の奨励金を支給することを決定しました。6月から申請が可能となるこの制度は、多くの企業がカスハラ対策に取り組むきっかけと期待されています。
セミナーの内容と目的
本オンラインセミナーでは、カスハラ奨励金に関する具体的な手続きや要件について、専門家である社会保険労務士がわかりやすく解説します。また、カスハラ対策を効率的に進めるためのツール「カイクラ」の具体的な利用方法など、実務に即した情報を提供します。
現在、中小企業にとって、奨励金制度についての知識はあっても、具体的にどう活用すればよいか分からずにいる場合が多いとの声があります。セミナーではそのような企業の不安を解消し、取り組みを後押しすることを目的としています。具体的には、制度の背景、申請に必要な書類、実際のカスハラ対策の進め方などについて、るる説明します。
カイクラの活用方法
「カイクラ」は、電話、メール、Web会議、SMS、LINEなど、複数のコミュニケーション手段を一元化し、顧客のコミュニケーション履歴を整理することができます。これにより、誰でも情報を把握でき、顧客対応がスムーズに行えるようになります。実際、カイクラは多くの企業で導入されており、さまざまな賞を受賞しています。
参加方法と詳細
セミナーは2025年6月26日(木)の13:00~14:20に開催され、事前申し込みが必要です。参加費は無料で、興味のある方は以下のURLからお申し込み頂けます。
セミナー申し込みはこちら
この事業は、中小企業の皆さまがカスハラ対策を講じるための重要な一歩となるでしょう。多くの企業が効果的に対策を進め、企業環境の改善に寄与できることを願います。