アフリカのファッション
2024-09-13 17:34:18

トラノイ・トーキョーでのアフリカファッションを取り巻く新たな潮流

アフリカのファッションを世界へ



先日、東京で開催された「TRANOÏ TOKYO」において、アフリカから選ばれた10ブランドが新たなコレクションを発表しました。このイベントは、アフリカ輸出入銀行が進めるCANEX(Creative Africa Nexus)の取り組みの一環であり、アフリカの新進デザイナーを支援し、その才能をグローバルな舞台に紹介するための重要な機会と位置づけられています。報道によると、イベントには2日間で合計3,499人が参加し、日本のバイヤーに加え、韓国やシンガポール、台湾、中国からも多くの国際的な観客が訪れました。

この中で特に注目を集めたのは、ジンバブエの「Vanhu Vamwe」。このブランドは、伝統的な工芸技術を取り入れたラグジュアリーなアイテムを展開しており、エシカルなサステナビリティを意識したものづくりを行っています。また、1986年にトリニダード・トバゴで創立された「The Cloth」や、ナイジェリアの女性向けブランド「Shekudo」も参加し、各国の伝統と現代性が融合した作品を披露しました。

イベントでは、エジプト出身のデザイナー、ディナ・シェイカーの「Dina Shaker」が、個人スタイルに寄り添うデザインを強調。また、ナイロビを拠点に持つ「Adele Dejak」や、ケニア出身の「Katush」といった現代的なデザインが評価され、来場者を魅了しました。

アフリカ輸出入銀行の副頭取であるカナヨ・アワニ氏は、今回の参加がアフリカの才能を国際的にプロモーションするための重要な一歩であると強調しました。そして、アフリカのクリエイティブ産業の発展に寄与するべく、業界関係者間の連携を活発に行っていく考えを示しました。アワニ氏は、2024年にアルジェで開催される「CANEX WKND 2024」への参加も呼びかけ、さらに広がるアフリカファッションの可能性を感じさせました。

今回の「TRANOÏ TOKYO」の成功により、アフリカのクリエイティビティが世界的な注目を集め、これを足がかりにさらなる成長が期待されます。バイヤーやメディアとの交流を通して、文化やスタイルの架け橋が築かれ、アフリカのファッションが多様な価値観を受け入れられることでしょう。

アフリカ輸出入銀行は、アフリカのデザイナー支援を通じて、国際市場へのアクセスを促進し、文化の交わりを進める役割を担っています。今後もこの取り組みは続き、次々に世に出るアフリカの才能を支えていくことが期待されます。

CANEXとアフリカの未来


アフリカ輸出入銀行が支援するCANEXプロジェクトは、アフリカ大陸内の貿易の活性化と同時に、若きデザイナーにビジネスの機会を提供するプラットフォームとなっています。これまでに80人のデザイナーがこの取り組みの恩恵を受け、新しい市場へと足を踏み入れています。彼らの活躍は、アフリカのファッションが国際的な舞台で存在感を増す証であり、CANEXを通じてさらなるネットワークとリソースが提供されています。

このような浪潮の中で、アフリカのファッションはますます注目されつつあります。TRANOÏ TOKYOのような国際的なイベントは、デザイナーたちが新しいインスピレーションを得る場としての役割を果たしています。永続的な影響をもたらす創造的な交流の場を通じてアフリカファッションのさらなる進化が期待されることでしょう。


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会社情報

会社名
African Export-Import Bank
住所
72 (B) El-Maahad El-Eshteraky Street – Heliopolis, Cairo 11341, Egypt
電話番号

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