株式会社エクサテックは、AIコールセンター支援サービス「コルサポ」の機能拡張として、開発者を対象にしたAPIおよびSDKのドキュメントを一般公開しました。この公開は2025年7月7日に行われ、ユーザーは自社システムや他社のSaaSとのデータ連携をより迅速に実現できるようになります。以下に公開された内容およびその主な機能について詳しく解説します。
公開された機能の概要
1.
REST API では、着信・発信記録や要約、FAQデータをJSON形式で取得・更新することができるため、社内のCRMやBIツールにスムーズに統合できます。
2.
WebSocketストリームを利用することで、通話のリアルタイム文字起こしを行い、イベント通知を自社ダッシュボードでライブモニタリング可能です。
3.
Webhook機能を用いて、コール終了時に任意のURLへPOSTし、SlackやTeamsに通知を送信することができます。これにより、業務の自動化が進むでしょう。
4. 各種プログラミング言語に対応した
SDK(Node.js、Python、Ruby)が用意されており、認証やリトライ、署名検証を簡素化したコードで利用可能です。
5.
CLIツールでは、ターミナルから容易にデータをエクスポート・インポートでき、DevOpsの自動化やIaC化に役立ちます。
利用シナリオと特典について
開発者たちは、Salesforce Service Cloudとの連携サンプルやHubSpotでのチケット自動生成スクリプト、Amazon QuickSightとの連携ダッシュボードなど、実際の使用場面を想定したさまざまなシナリオを試すことができます。さらに、APIキーを発行した先着10社には1時間の個別技術サポートが無償提供される特典もあります。
開発者ポータルの魅力
新たに公開された開発者ポータルでは、Swagger UIを利用した自動テスト環境や、サンプルリクエストをcURLやPython、JavaScriptで自動生成する機能が備わっています。レートリミットは60req/min(正式版)で、HMAC署名による認証が行われているため、高いセキュリティでデータ管理が可能です。また、ステータスページでリアルタイムの稼働状況を確認できるため、安心して利用することができます。
最後に
今回のAPIおよびSDKの公開は、企業がコールセンター業務をより効率化し、デジタル化を進めるための重要な一歩といえるでしょう。この機会にぜひ、コルサポの多彩な機能を活用してみてはいかがでしょうか。今後の展開にも大いに期待が寄せられます。
お問い合わせ先は、株式会社エクサテックの担当者、高橋氏まで、メールにてご連絡ください。皆様の積極的な利用をお待ちしております。