日本企業の国際的評価向上に向けた新たな戦略パートナーシップ

2025年10月15日、東京で開催されたレセプションにて、グローバルなPRモニタリングを企業に提供するCARMA（カーマ）は、日本の大手企業が国際メディアにどのように取り上げられているかを調査した最新のレポート「Japan Brand 2025」を発表しました。このイベントには経営者や広報・コミュニケーションの専門家が集まり、日本企業のブランド認知度や国際的評価を高めるための要因について活発に意見交換が行われました。

日本企業の国際報道はどう変わるのか？

CARMAの調査によると、2024年1月から12月にかけて発行された主要国際メディアの英語記事12,000件を分析した結果、日本企業が国際的な露出を増やすための重要な要素は「戦略的パートナーシップ」と「技術革新」であることが判明しました。特に、自動車業界の報道が最も多く見受けられ、EV（電気自動車）市場での競争や安全性の課題が大きな関心を集めています。さらに、ハイブリッド車の好調な販売がブランドの信頼性を支えています。

テクノロジー分野でも、AIや半導体、バッテリー技術を中心とした日本企業の研究開発力と革新性が高く評価されており、特に小売業や金融サービスも、国際展開や投資家からの期待を背景に報道が増加しています。

エリア別のメディア報道の焦点

地域ごとに見ると、米国は自動車やテクノロジー企業に対する大規模な投資や提携が取り上げられ、全体の約25％を占めています。一方、欧州では防衛やエネルギー、先端製造に関する協力関係が注目されており、アジアではシンガポールが主要な報道拠点として重要視されています。

日本企業の信頼性と再構築力

全体的に、日本企業は国際的にポジティブな評価を維持しており、製造業やテクノロジー分野では信頼性、品質、革新性の三つが引き続き高く評価されています。同時に、環境への配慮やガバナンス強化に関する期待も高まっています。特に金融機関については、最近の金利政策の変更を背景に安定した業績について報じられており、報道トーンは概ね中立的です。

CARMA Asia Japanのシニア・クライアント・サービス・マネージャー、渡井謙一郎氏は「日本企業のグローバルな評価は、単に“ものづくりの優位性”から“戦略的な再構築”にシフトしつつあります。私たちは、この変革を具体的かつ測定可能な形で発信できるように、日本企業のコミュニケーション活動を促進していきます」と述べています。

調査概要と今後の展望

この調査では、Fortune Global 500に選出された日本企業を対象に、2024年に発行された12,000件の記事を分析し、報道のトーン、主要なテーマ、報道を促進する要因を特定しました。調査対象となるメディアは国際的な新聞やビジネス誌、主要なオンラインメディアを含んでいます。詳細なレポートは、ここからご確認いただけます。

メディアのお問い合わせ先や会社について

このリリースに関するメディアのお問い合わせは、Divika Jethmal（アジア地域マーケティング統括責任者）まで、メール（[email protected]）にてご連絡ください。また、業務に関するご相談は（[email protected]）にて受け付けています。

CARMAは、広報・コミュニケーション業界向けにグローバルなメディアモニタリングおよびリサーチを提供しており、企業や組織のレピュテーションマネジメントや意思決定を支援しています。100以上の言語に対応した分析体制と、独自のテクノロジーに基づく評価を通じて、世界中のクライアントに最適なソリューションを提供しています。

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