PSA6000シリーズ登場
2025-10-14 15:06:47

シュナイダーエレクトリックが新しいPSA6000シリーズを発表

新たな産業用パネルコンピューター、PSA6000シリーズとは



シュナイダーエレクトリックが新しいPSA6000シリーズの産業用パネルコンピューターを発表しました。エネルギーマネジメントおよびオートメーションのデジタルトランスフォーメーションの最前線を行く同社は、世界中の製造業界向けのニーズに応えるために、この新製品を10月14日より提供開始します。

高い性能とセキュリティが魅力



PSA6000シリーズは、現代の製造現場が求めるさまざまな要件に応えるよう設計されたパネル一体型の産業用コンピューターです。高い性能を持ちながら、堅牢なサイバーセキュリティー機能が搭載され、さらに環境に配慮した設計が施されています。これにより、リーズナブルな価格で提供されることが可能となっています。

また、PSA6000シリーズは、業界内で高評価のPS6000シリーズのハイエンドモデルに新たな選択肢を加える形で登場します。十分なパフォーマンスを確保しつつ、広いユーザー層に対応するための製品展開が予定されています。

コンパクト設計でコスト削減を実現



この新シリーズは、装置のコンパクト化を実現し、コスト削減も可能にすることを目指しています。すべてのモデルは、厚さ58.8mmの超薄型設計で、放熱のためのヒートシンク設計を活用しています。これにより、より効率的なスペースの利用が可能となり、装置の小型化を実現します。重量も軽く、VESA取付けに対応できるため、柔軟な取り付けが可能です。

また、PSA6000シリーズは、-0℃から50℃までの範囲に耐えることができ、IP66準拠の環境性能により、厳しい産業現場でも高い安定性が保証されています。

主要な機能と利点



1. 高性能プロセッサー: PSA6000シリーズには、Intel® Core™ i5 1345UEおよびIntel® Atom® x7425Eプロセッサーが搭載され、Windows® 11 IoT Enterprise 2024 LTSCにも対応しているため、長期的な安定運用が可能です。CPU性能は従来のPS5000シリーズと比較して最大500%向上しています。

2. 堅牢なデザイン: グローブでの操作に対応したPCAPタッチパネルと強化ガラストップを採用しており、放熱性に優れた薄型筐体によって省スペースな機械組込みが行えます。

3. 広い用途に対応: 機器の状態監視や操作パネルとして使われ、特にクリーンルームや半導体関連、医薬品や食品包装などの高い衛生レベルが求められる環境に最適です。

4. サステナビリティとセキュリティ: IEC62443に準拠したセキュアな開発ライフサイクルに基づいて設計されており、セキュアブートやセキュアエレメント、セキュリティーシールによる高いサイバーセキュリティーが提供されます。また、低消費電力設計と環境に優しい素材の採用により、環境負荷が軽減されています。

シュナイダーエレクトリックのポジション



シュナイダーエレクトリックは、すべての人々がエネルギーと資源を最大限に活用し、持続可能性と効率性を同時に達成することを目指しており、その取り組みを「Life Is On」と表現しています。依然として電化、自動化、デジタル化の世界的リーダーとして、製造業やインフラ構築、データセンター、インテリジェントなビルにおける知識とパートナーシップを強化し続けています。

企業がデジタルツインの実現に向けて取り組む際、シュナイダーエレクトリックは、その専門知識と製品群を活用して、顧客の成長と利益をサポートしています。さらに、ダイバーシティとインクルージョンを大切にしながら、100か国以上で事業を展開し、持続可能な未来を実現するための取り組みをすすめています。


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会社情報

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