石垣市と琉球インタラクティブがふるさと納税の特設サイトを開設し、オンライン決済が手数料無料に

石垣市が新しいふるさと納税特設サイトをオープン

沖縄県石垣市は、沖縄のインターネット企業琉球インタラクティブと協力し、ふるさと納税の特設サイトを開設しました。9月10日から本格的にサービスがスタートし、多様な魅力を持つ特産品を提供することで、より多くの寄附を募る狙いがあります。

特設サイトでは、これまで20点だったお礼の特産品を48点に増加させ、石垣牛や地ビール、南国のフルーツジュース、スイーツ、ジュエリーなど、バリエーション豊かな品々が揃っています。新たに導入された手数料無料のクレジットカード決済機能によって、寄附を申し込む際の利便性も向上しました。これにより、寄附者は簡単に、そしてスムーズに手続きを進めることができるのです。

石垣市は2008年以降、寄附金を地域の維持や教育、文化の振興に使ってきました。新サイトのオープンは、地域情報をわかりやすく発信し、寄附申し込みをよりスムーズに行えるようにするための嚆矢です。デザインも一新され、ユーザビリティが高められたことで、特産品や返礼品の情報を簡単に見つけることができるようになっています。さらに、マイアカウント機能を導入することで、寄附履歴の確認やポイントの管理が可能になりました。

従来の寄附の申し込み方法は、振込や現金書留、窓口での手続きが一般的でしたが、新しいサイトでは手続きが一つのプラットフォームで完結します。株式会社ゼウスの協力により、全ての決済が同じサイト内で行えるため、寄附者は煩わしい操作をすることなく、時間を短縮して手続きを済ませることができます。また、この新サービスはスマートフォンやタブレットにも対応しており、時間や場所を問わず寄附申し込みが可能です。

石垣市の中山義隆市長は、この新サイトの開設について「特産品が充実し、寄附の申し込みが簡単になりました。寄附金は市の自然環境の保護や子どもたちの教育に役立てられるので、多くの方にご利用いただければ」と期待を寄せています。琉球インタラクティブの臼井社長も「新サイトは石垣市の魅力を引き出し、地域に興味を持っていただくきっかけになることを願っています」と述べています。

今後も石垣市と琉球インタラクティブは、新しい返礼品の開発や顧客管理、事務作業の効率化を進め、ふるさと納税制度の運営に積極的に取り組んでいく予定です。市の魅力を全国に発信し、より多くの方々に石垣市を知ってもらうことが期待されています。

詳しい情報や寄附申し込みについては、こちらのページをご覧ください。