全国の小中学校で無償提供開始！「ミライシード」企業コラボ教材の全貌

全国の公立小中学校に新教材が登場！

株式会社ベネッセコーポレーションが、400万以上の児童・生徒に利用されているICT学習ソフト「ミライシード」の新教材として、「企業・団体コラボコンテンツ」を無償で配信開始したことが発表されました。このソフトウェアを利用する全国10,200校が対象となり、子どもたちが実社会の課題に取り組むための新しい学びの機会が提供されます。

企業・団体との連携の強化

新たに追加される「企業・団体コラボコンテンツ」では、児童や生徒が各企業が抱える社会的な課題や事業内容に触れ、自分ごととして理解することを目指します。これは、現代の教育が求める探究的な学びと密接に結びついています。特に、グローバル化やAI技術の進展により、問題解決能力や主体的に学ぶ姿勢が重要視されている今日、ベネッセはこのニーズに応える形で企業とのコラボレーションを進めています。

教材の具体的な内容

今回のコラボコンテンツは、以下のような企業・団体との連携に基づいています。

- LINEヤフー株式会社：情報モラル
- 東海旅客鉄道株式会社：時刻と時間
- 岡山県警察：SNSの使い方
- 株式会社ZOZO：キャリア教育
- 富士通株式会社：水産業
- UCCジャパン株式会社：日本の役割
- オハヨー乳業株式会社：食料生産
- ジブラルタ生命：金銭教育
- トヨタ自動車株式会社：工業
- 三井不動産株式会社：森林の役割
- 野村ホールディングス株式会社：職場体験

このように、多岐にわたるテーマが取り扱われており、児童たちは自らの生活に関連する内容を通じて、主体的に学ぶ機会を得られます。すべての教材は学年や教科に合わせて設計され、先生方は特別な負担なく、授業に取り入れることが可能です。

探究的な学びの実現

「ミライシード」を利用した授業では、児童・生徒が協働学習用アプリ「オクリンクプラス」を活用し、発表資料やノートの制作、意見の共有を行います。これにより、ディスカッションやプロジェクト学習が推進され、実社会での問題解決に向けた力を育むことができます。また、先生方にとっても新たな教材制作の手間を省き、すぐに新しい学びを授業に取り入れられるメリットがあります。