オンライン日本語スピーキングテスト「Japrise®」が運用継続
バベルメソッド株式会社が運営するオンライン日本語スピーキングテスト「Japrise®」が、法務省出入国在留管理庁における登録試験としてその運用を続けることが発表されました。これは、「Japrise®」が国際的に認められた試験であり、今後も日本語学習者のスピーキング能力の向上に寄与することを示しています。
「Japrise®」の主な特徴
「Japrise®」は、もともと「PROGOS Japanese」として知られていた試験で、2024年10月からはその名称が変更され、バベルメソッド社による運営が継続されます。出入国在留管理庁からの確認により、同社が取得した情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証に基づく安全な運用が認められたことから、登録試験としての地位が確立されました。
現在、出入国在留管理庁が公開する「在留資格『留学』における日本語能力試験一覧」には、スピーキング能力を直接測定する試験として「Japrise®」のみが登録されています。このことは、日本語を学ぶ外国人学習者にとって非常に重要な情報であり、実際のコミュニケーション能力を証明する手段としての価値が高まっています。
日本語教育の参照枠に基づく試験
「Japrise®」は、国際的な言語能力の指標であるCEFR(Common European Framework of Reference for Languages)および文化庁が策定した「日本語教育の参照枠」に準拠しており、日本語学習者のスピーキングスキルを客観的に評価できるテストとして設計されています。この試験を受けることで、学習者は自分の日本語能力が「日本語教育の参照枠」におけるA2相当以上であることを証明できます。
受験の便利さと特長
「Japrise®」の受験はオンラインで、24時間いつでも可能です。所要時間は約20分であり、自由回答形式を採用しているため、受験者は自分の言葉でどれくらい話せるかを直接測定されます。この柔軟な試験形式が、特に忙しい学生や社会人にとって大きな魅力となっています。
バベルメソッド社は今後も、「日本語教育の参照枠」に則った信頼性の高いスピーキング評価を通じて、外国人学習者が実社会で求められる日本語力を身につけられるよう支援していく考えです。また、安心して受験できる環境づくりにも力を入れるとのことです。
バベルメソッド株式会社の情報
バベルメソッド株式会社は、東京都品川区に拠点を置き、オンライン日本語スピーキングテスト「Japrise®」の開発・販売・運用に加えて、オンライン日本語会話研修「BABELMETHOD®」も提供しています。代表者の深井朋子氏は、同社のウェブサイトを通じて、さらなる情報やお問い合わせ窓口を案内しています。
このように「Japrise®」の運用継続が決まったことで、今後も多くの外国人学習者が日本語スピーキングテストを通じて、自らの言語能力を証明し、より良い未来に向けたステップを踏むことが期待されています。