銀座で開催される御菓子とアートの融合イベント
2025年4月24日、銀座 蔦屋書店にて、御菓子丸の杉山早陽子先生を招いたトークイベントが行われます。昨年末に刊行された作品集『御菓子丸の菓子』の記念行事として、食文化デザインコースの中山春奈先生も登壇する特別な機会です。このイベントでは、杉山先生が手掛ける美しいお菓子の哲学や創作の秘話が語られます。
イベント詳細
トークイベントは18:00から20:00までの2時間、銀座 蔦屋書店のBOOK EVENT SPACEで開催されます。参加方法には2種類あり、書籍付きの参加券(お菓子つき)と、イベント参加券(お菓子つき)が用意されています。
- - 書籍付き参加券: 定員20名、6,500円(税込)
- - イベント参加券: 定員20名、2,200円(税込)
申し込みは4月4日から18日まで。チケットは「イベントマネージャー」を通じて購入できます。
御菓子丸の哲学
杉山先生は食べる行為を一つの体験として捉え、記憶に残る瞬間をお菓子に込めてきました。彼女が手がけるお菓子は、視覚的に美しいだけでなく、味覚においても新しい発見のあるものが多く、四季折々の素材を使った作品が特徴です。生菓子から干菓子まで、自然の美しさをそのまま表現し、消えてしまう運命にあるお菓子の存在を考えることで、ある種の儚さを与えています。
特別提供されるお菓子
イベント当日には、作品集にも掲載されている「きんとん」と冷茶が提供されます。お菓子は「巣」きんとん、黄身餡などが使われており、卵を使用しているほか、アレルギーのある方は事前に相談することも可能です。この機会に、杉山先生の創造したお菓子の世界を体験してみてください。
作品集の紹介
『御菓子丸の菓子』は、御菓子丸がスタートして10年の節目を迎え、これまでの30の菓子を紹介している作品集です。食を通じて表現の可能性を探求し、来田猛による美しい写真と杉山先生の菓子解説によって構成されています。また、巻末には御菓子丸の工夫やエッセイが収録されており、記憶に残るお菓子作りのエッセンスが詰まっています。
登壇者プロフィール
杉山早陽子
老舗和菓子店での修業を経て、2006年から和菓子ユニット〈日菓〉として活動。2014年からは〈御菓子丸〉を主宰し、食べることで体験を提供するお菓子作りに邁進しています。
中山春奈
東京藝術大学大学院を修了。行政や生産者と協力し、地域素材のコミュニケーションデザインを手掛け、京都芸術大学食文化デザインコースの専任講師として活躍中です。
この貴重なイベントを通じて、食文化とアートが融合した瞬間を楽しむことができるでしょう。一緒にこの体験を楽しみましょう!