孤独と再生の物語
2026-07-29 10:29:39

城山真一が描く現代社会の孤独と再生の物語『月曜のこない部屋』

城山真一が新たな社会派小説を発表



ベストセラー『看守の流儀』で知られる城山真一氏が、現代の家庭の内面を描いた社会派長編小説『月曜のこない部屋』を、徳間書店より2026年8月7日(金)に発売する。この作品は、現在社会で増加している「ひきこもり」に焦点を当てた内容になっており、146万人とも言われるこの社会問題に対する深い洞察が込められている。

小説の概要


『月曜のこない部屋』は、就職難や家族の問題、8050問題(80歳代の親と50歳代の子供の同居問題)をテーマにしている。物語の主人公である矢島宇宙は、ひきこもり支援施設「リアルステップ」で働く職員である。彼は新人の栗本日菜子と共に、仕事の一環としてひきこもりの人々とその家族をサポートし、社会復帰の道を模索している。

物語はある日、疲れた様子の女性が施設を訪れるところから始まる。彼女は、息子の敦司が5年前から引きこもり続け、さらには家族に対する攻撃的な行動まで見せていることを告白する。矢島は、敦司とのコミュニケーションを試みるものの、彼からの応答はない。挫折しながらも、彼とその母親の間に横たわる「家族の闇」を解きほぐそうと奮闘する様子が描かれていく。

著者の考え


城山氏は、ひきこもりという現象が個人だけでなく、その家族にも影響を及ぼすという観点を強調している。「ひきこもりは家族全体の問題である」と彼は述べ、家族関係の固定化が問題を悪化させる可能性についても触れている。彼の思いは、作品を通じて、読者に新たな視点を提供することで、何かしらの「出口のない穴にいる人々」に希望の光を灯したいという意欲に満ちている。

物語の深いメッセージ


『月曜のこない部屋』は、単なる娯楽作品に留まらず、現代社会が抱えるさまざまな問題に向き合った真剣なメッセージを含んでいる。作品内では、家族の絆や再生のプロセスに悩む登場人物たちの姿が丁寧に描かれ、読者に思考を促す内容となっている。

城山氏の作品は、多くの人々に読まれ、話題になることが予想される。彼の豊富な経験や視点から生まれたこの物語が、今後の社会問題に対する理解を深める助けとなることを願ってやまない。

書誌情報


  • - タイトル:月曜のこない部屋
  • - 著者:城山真一
  • - 定価:2,090円(税込)
  • - 発行日:2026年8月7日(金)
  • - ページ数:320ページ
  • - ISBN:978-4-19-866244ー8

本書の第一話第一節については、特設ページで読むことができるので、ぜひお試しください。

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