写真家・山田耕熙が贈る個展「Nahar − Ranthambhore」
代官山ヒルサイドフォーラムにて、2025年4月26日から5月17日まで、写真家・山田耕熙の大規模な個展「Nahar − Ranthambhore」を開催します。本展覧会は、彼にとって初めての大規模な個展であり、長年の探求の集大成として多くの注目を集めています。特に、自然と野生動物の共存に焦点を当て、「人と野生動物たち、一緒に未来へ」というテーマのもと、観る人に深いメッセージを届ける内容となっています。
展覧会概要
「Nahar − Ranthambhore」というタイトルのこの展覧会では、インドのランタンボール国立公園で撮影された「野生の虎」を中心に展示が行われます。現地で「Nahar」と呼ばれるベンガルタイガーは、この地域において重要な生態系のシンボルです。虎は訪れる観光客にとっても魅力的な存在であり、地域社会の生活と密接に結びついています。しかし、彼らが直面する環境問題についても触れずにはいられません。増える人口や観光の影響で、虎の生息地やその生態系が危機にさらされています。
展覧会では、これらの問題を浮き彫りにし、訪れる人々が考えを深めるきっかけを提供します。山田は、実際の作品を通じて虎の美しさと同時に儚さ、力強さを表現しており、自然保護の重要性を訴えかけています。
オープニングレセプション
特別なオープニングイベントとして、2025年4月26日の午後5時から8時までレセプションが行われ、来場者にアーティストの作品世界を直接体験していただく機会が用意されます。
アーティストトークと参加型イベント
また、4月27日には山田耕熙と表具師の井上雅博氏によるアーティストトークが開催され、制作過程や裏話を共有します。参加者は事前予約を通じてこの貴重な体験に参加することができます。他にも、写真集出版を記念したイベントやギャラリーツアーが行われるため、ファンにとって見逃せない機会となるでしょう。
書籍と商品販売
展覧会に合わせて、山田の初の大型写真集「Nahar − Ranthambhore」も出版予定で、展示作品を盛り込んだ内容となります。購入方法などの詳細はアーティストの公式サイトを通じて情報公開される予定です。
さらに、会場ではオリジナルグッズの販売も行われ、エコバックやTシャツなど多彩な商品が揃っています。
アーティストプロフィール
山田耕熙は1979年生まれ、これまでに南極やアフリカなど世界各地で撮影を行ってきました。彼の展示は国内外で高い評価を得ており、「第8回 日経ナショナルジオグラフィック写真賞」の最優秀賞も受賞しています。彼の作品は、野生動物の現状とその保護の重要性を伝えるものとして、多くの人々の心を動かしています。
この個展を通じて、自然との新たな接点を見出し、より良い未来へ向けた一歩を考える場を提供いたします。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。