超音波骨密度測定装置「LIAQUSポータブル」が受賞
日本シグマックス株式会社が開発した超音波骨密度測定装置「LIAQUSポータブル」が、2024年に開催された第38回中小企業優秀新技術・新製品賞において奨励賞を受賞しました。本賞は、中小企業の優れた技術や新製品を評価するもので、公益財団法人りそな中小企業振興財団と日刊工業新聞社が主催しています。
賞の背景とLIAQUSポータブルの特徴
この表彰は毎年行われ、厳正な審査を経て優秀な新技術や新製品が選ばれます。今回、日本シグマックスの「LIAQUSポータブル」が特に評価されたのは、その小型・軽量設計で、ユーザーが場所を選ばず測定ができる利便性です。
LIAQUSポータブルは内蔵バッテリーにより、電源のない環境でも約6時間の連続使用が可能。AC電源とバッテリー駆動の両方に対応し、本体重量はわずか2.3kgです。このため、訪問診療や地域健診においても容易に持ち運べます。また、ボタン一つで簡単に測定ができ、測定時間はなんと10秒以内。これにより、医療現場での骨密度スクリーニングが大幅に効率化されました。
社会的な意義と期待
開発担当の塚原義人氏は、LIAQUSポータブルの開発にあたって、「誰もが手軽に自分の骨の状態を知ることができる社会の実現」を目指したと述べています。骨粗しょう症は健康寿命に深刻な影響を及ぼす疾患ですが、そのリスクに気づいていない人が多いのが現状です。LIAQUSポータブルによって、多くの人が自分の骨の健康を把握し、骨折予防につなげられることが期待されています。
実際、2024年6月の発売以降、内科医院や訪問診療クリニックなどでの導入が進んでおり、2026年1月末までに累計販売台数は200台を超えています。これは、骨密度測定のニーズが高まっていることの表れでもあります。
LIAQUSポータブルの開発エピソード
LIAQUSポータブルの開発は、約7年にわたる取り組みの成果です。この間、多くの技術的なチャレンジを乗り越え、将来的には医療機関だけでなく、一般家庭でも使用されることが期待されている製品です。開発秘話やメンバーのインタビューも公開されており、より深くLIAQUSポータブルについて知りたい方は、公式ウェブサイトをチェックしてみてください。
日本シグマックス株式会社について
日本シグマックス株式会社は、新宿区に本社を構える企業で、1973年に創業しました。身体活動支援業を事業ドメインとし、特に整形外科製品に特化した開発を行ってきました。リハビリ関連の製品や医療機器の提供を通じて、健康で快適な生活を実現することを目指しています。また、スポーツケアブランド『ZAMST』や日常生活をサポートする『MEDIAID』など、幅広い商品展開を行っています。
LIAQUSポータブルの受賞は、同社の目指す「健康で快適な生活支援」という理念を具現化した製品が、多くの人々の役に立つことを示しています。今後の展開にもぜひ注目したいところです。