江戸時代の魅力が詰まった『創作漬物 河村屋』浅草店
江戸時代の後期、文化文政の時代に創業した老舗の漬物店『創作漬物 河村屋』が、2025年4月25日(金)に浅草にてリニューアルオープンします。230年という長い歴史を持つこの店は、埼玉県さいたま市北区に本社を構え、代表取締役の染谷静香氏が運営しています。浅草寺から徒歩5分という好立地に位置しており、国内外から訪れる観光客にとっての新たなスポットとなることでしょう。
新しいコンセプトと空間デザイン
リニューアルされた浅草店は、世界中の来店者が日本の食文化を五感で体験できるように設計されています。日本の伝統的な漬物だけでなく、発酵文化に触れる場としても機能します。店舗デザインには、江戸商人の街並みをイメージした外観や、漬物屋を象徴する暖簾が使用され、まるで江戸の時代にタイムスリップしたかのような感覚を抱かせてくれます。イートインスペースには江戸茶屋を思わせる腰掛けが整えられ、畳敷きの小上がりでは漬物料理を楽しむことができます。
各フロアの魅力
新たに6階建ての自社ビルとして生まれ変わった浅草店は、1F・2F・3Fの三つのフロアで異なるサービスを提供します。
- - 1F:販売店 & イートインスペース では、老舗の定番漬物や旬の漬物、さらには店内で製造されたぬけ漬けや全国のご当地商品を取り扱います。イートインでは、江戸茶屋風の腰掛けでひとくち漬物を楽しむことができます。
- - 2F:飲食スペース では漬物料理が楽しめるカウンター席や小上がり畳席をご用意し、ドリンクも豊富に取り揃えています。
- - 3F:ワークショップ では、ぬか漬けやキムチの教室をはじめ、文化交流イベントが企画されています。オープンは5月末を予定しています。
このように、各フロアはそれぞれ魅力的な体験を提供するために設計されています。リニューアルオープン後の4月25日には1Fが、続いて2Fと3Fも順次オープンする予定です。
看板商品の紹介
河村屋の看板商品である「大福神漬」は、埼玉県深谷産の大根を使用しています。この大根は2年半にわたって塩漬けし、旨味が凝縮されています。その他の贅沢な具材として、茄子・瓜・蓮根・紫蘇の葉を含み、香り豊かな甘口醤油で漬け込まれているため、しっかりとした食感と深い味わいが特徴です。この「大福神漬」は1971年に農林水産大臣賞を受賞した逸品です。
リニューアルした浅草店の1F奥にはこの「大福神漬」の特設コーナーが設けられています。新鮮な野菜を使用した漬物の数々は、訪れる皆様にとって特別な体験を約束します。
最後に
『創作漬物 河村屋』の新しい浅草店は、日本独自の食文化を体感し、学ぶことができる貴重な場所です。伝統を守りつつ、新しい時代に合わせたサービスを提供していく河村屋に、ぜひ足を運んでみてください。皆様のご来店を心よりお待ちしております。