韓国エンタメと日本企業がつなぐ未来の可能性
2023年8月28日、東京都港区にて、株式会社TBSホールディングスの子会社であるTBSイノベーション・パートナーズ(以下、TBS-IP)とd・campが共催するピッチイベント「Content, to another level」が開催されました。このイベントは、韓国のエンターテインメントスタートアップと日本のエンタメ企業が一堂に会し、今後の協業やビジネス展望について議論する機会を提供します。
イベントの概要
当日、韓国からは7社のスタートアップが来日し、株式会社バンダイナムコエンターテインメント021Fund、セガサミーホールディングス株式会社、松竹ベンチャーズ株式会社等、日本を代表するエンタメ企業の前で、情熱的なピッチを行いました。参加企業たちは、韓国エンタメ市場の新たな価値を発見し、国を越えたコラボレーションの可能性を探ることを目的としています。
参加スタートアップとそのアプローチ
1.
Realdraw: ウェブトゥーン制作におけるIPマルチユースを提案し、生成AIを活用した新しい制作手法を模索。
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Realdraw
2.
Toonsquare: 制作期間やコストを削減するツールを開発し、効率的なウェブトゥーン制作を追求。
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Toonsquare
3.
Adler: メタバース制作エンジンを開発し、仮想空間における新たな表現方法を提供。
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Adler
4.
FluentT: AIアバターの開発に特化し、表現の可能性を広げています。
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FluentT
5.
STAYGE Labs: K-POPアーティストを中心にファンダムサービスを展開し、新たなファン体験を構築。
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STAYGE Labs
6.
inshorts: AIを利用した映像のクオリティ向上やプロダクトプレイスメントサービスを展開。
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inshorts
7.
Parable Entertainment: VTuberとデジタルクリエイターのマネジメントを行い、幅広いクリエイター支援を実施。
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Parable Entertainment
TBS-HDのビジョンと今後の展開
TBS-HDは、「TBSグローバル元年」として2024年を位置づけ、北米や韓国を主な注力地域として現地ネットワークを強化し、スタートアップへの投資を進める方針を示しました。これにより、国際的なビジネス展開の加速を図り、新たな価値創造に寄与することが期待されています。
今後もこのようなイベントは開催され、韓国エンタメと日本市場の架け橋として多くの可能性が広がることでしょう。スタートアップとの連携を通じて、さらなるイノベーションの創出が期待されます。これにより両国のエンタメ産業に新たな刺激がもたらされ、国境を越えた共創が進むきっかけとなるでしょう。
まとめ
今回のピッチイベントは、韓国と日本のエンターテイメント界に新たな協業の風を吹き込むものでした。スタートアップたちの革新的なビジョンは、今後のエンタメ産業に大きな影響を与えるとともに、双方の市場における成長を促進する可能性を秘めています。